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清尾淳のレッズ話#305 アジアの頂点、その険しさ/登ってわかった険しさ、そして見えた次の峰

 2007年の総論の見出しとして「アジアの頂点、その険しさ」というのは我ながらピッタリだと思ったのだが、実は2007年を体験していない人には誤解されるかもしれない。
 アジアへの頂点を目指して登っているときには、苦しいときもあったが、本当に険しさを知ったのは、ACLで優勝した後、天皇杯初戦で敗退し、Jリーグの終盤2節に連敗し、しっかり握っていたはずのJ連覇が砂のように崩れていったときなのだ。

 ああ、そうだったのか。それほど選手たちは消耗していたのか、と。
JリーグとACLを並行して戦い、共に勝って行くことがいかに難しいかを証明したのは浦和レッズ。
 その目標を最初に達成するのは、先駆者であるレッズでありたい、と思っている。

 そしてFIFAクラブワールドカップに初めて出場したのもレッズ。アジアで頂点に立って初めて、次の峰がいかに高いかもわかった。

 まだまだ、こんなところに止まってはいられない、と強く感じる2024年10月4日。明日、セレッソに勝つぞ!


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