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8月19日(1995年) やっと自分も味わえた、長居第2でVゴール勝ち

 これまで公式戦がある日にも普通に投稿してきたのだけれど、何だかACLの試合日は、気分が違う。とはいえ、この時期にACLの試合があったシーズンはなく、ACLの話題を探しても見つからないのだが。
 ということで、やはりいつもどおりの公開です。

年間4回対戦時代ならでは

 リーグ戦はホーム&アウェイで2試合ずつ対戦するのが定番だが、Jリーグの1993年から3シーズンは、2ステージそれぞれでホーム&アウェイ2試合を行ったから、同一カードが4試合あった。
 1年に同じスタジアムを2回訪れることが多いわけだが、その試合が2回とも同じような結果になったことがある。

 1995年8月19日(土)、浦和レッズは長居第2陸上競技場に乗り込んで、セレッソ大阪とJリーグ2ndステージ第3節を行い、1-0で勝利した。延長後半10分、福田正博によるVゴール勝ちだった。

お、今回も延長。それなら…

 0-0で延長に入ったとき、守備的な相手からなかなか点が取れないことにストレスが溜まる思いもあったが、ほんの少し心のどこかに楽しみがあった。
 この年、Jリーグに昇格してきたC大阪との最初の対戦は4月8日、1stステージ第7節、同じ長居第2での試合だった。レッズは1勝5敗で4連敗中という苦しい状態で臨んだが、0-0で延長後半5分に福田正博のVゴールで勝利した。
 レッズはそこから3連勝し、1stステージ3位躍進のとっかかりになった。また福田のシーズン初ゴールで、その後得点王争いに加わっていく第一歩だった。

 そういう、シーズン史に刻まれる試合だったのだが、僕は残念ながら病気療養中で、その劇的Vゴールを体感していなかった。この8月19日の試合、90分で勝てなかったことは残念だったが、長居第2で福田のVゴールが味わえるかもしれない!とおかしな期待を抱いたのだった。
 そしてそれは現実となった。
 延長後半、エリア内に進入した福田が倒されPK。これを福田自身が決めたのだ。時間は延長後半10分。対C大阪アウェイ戦2試合連続のVゴールで、シーズン19点目だった。

ホントに低かったゴール裏のフェンス

 ところで、4月のVゴールのときはレッズサポーター側でのVゴールでもあり、5試合ぶりの勝利、福田の今季初得点、しかもゴールを挙げた福田がゴール裏スタンドに向かって走っていったこともあって、サポーター数十人が歓喜の余りなだれ込んでしまう、という“事件”があった。
 この8月の試合では、決勝点はレッズサポーターから遠い方のゴールだったし、もうVゴール勝ちにはずいぶん“慣れて”いたから、もちろんそんんなトラブルはなかった。
 
 僕はこの日が“初長居第2”だったのだが、ピッチに入って驚いた。ゴール裏のフェンスが低いのだ。おそらくスタンドの先頭はピッチレベルとあまり変わらない高さだったろうから、「跳び越える」というより「またぐ」イメージに近い。だからピッチに入ってもいい、という意味ではないが、「こりゃあ、行っちゃうわな」と思ってしまったことは事実だ。

新事実も発見してしまった

 ところで今年の5月25日、初めてヨドコウ桜スタジアムへ行った。
 かつての長居球技場で、レッズがリーグ戦をやるのは初めてだったのだが、ここもゴール裏のフェンスが低いように見えた。記者席からなので、実際の高さはわからなかったし、今はフェンスを乗り越えることなどあり得ない(はずだ)から心配はしていなかったが、これが長居の標準なのか?と思ったものだ。
 レッズ側を見ていてもダンマクや大旗などでよくわからないので、セレッソ側を見ると、やっぱり低いように思えた。
 ん? 別のことに気がついてしまった。このスタジアムってホーム側とビジター側で、スタンドからピッチまでの距離が違うのか。ホーム側からの方がだいぶ近い。もう有名な話なんだろうけど、これって構造上、直せないんだろうな。

ビジター側ゴール裏(ヨドコウ桜スタジアム)
ホーム側ゴール裏(同上)

 さて、みなさんは1995年8月19日、何をして何を感じていましたか?

【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。


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