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10月16日(2013年) これが唯一、生で見た浦和レッズ・邦本のゴール
2013年10月16日(水)、浦和レッズは浦和駒場スタジアムでモンテディオ山形と天皇杯全日本サッカー選手権3回戦を行い、2-3で敗れた。この試合でレッズユースの関根貴大(当時高3)と邦本宜裕(当時高1)が公式戦デビューし、邦本はゴールも挙げた。
この前週の土曜日、ナビスコカップ準決勝第2戦で川崎フロンターレに逆転勝ち。そしてこの天皇杯3回戦の3日後の土曜日はアウェイの鹿島戦を控えていた。強豪との試合に挟まれたJ2クラブとの対戦ということで、選手の疲労を考慮したのだろう。レッズは4日前の川崎戦から先発メンバー全員を変更して臨んだ。リザーブにはユースの関根、邦本が入っていた。
39分にビルドアップのボールを奪われてカウンターから失点するが、2分後にセットプレーから阪野豊史のヘッドで追いついた。後半、邦本、関根が出場。67分に勝ち越されるが、76分、邦本が同点ゴール。相手ゴール正面のエリア外で関根が競り合ってこぼれたボールを拾うと素早く左足を一閃。相手GKの意表を突くシュートだった。ユースコンビのプレーにスタジアムは盛り上がったが、79分にまた失点し、そのまま敗れた。
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天皇杯を捨てたとか山形をナメたとか言われたが、ルヴァンカップ決勝進出というヤマを越えた後で、しかも3日後にアウェイの鹿島戦があることを考えれば、うなずける選手起用だと僕は思った。ある意味では賭けだったわけで、このメンバーで勝てれば万々歳だった。 現実にはその賭けの前半部分は成功しなかったわけだが、鹿島戦にはしっかり2-1で勝ち、リーグ戦の順位を3位から2位に上げたことを思えば、賭けの半分は成功したと言える。
それと関根と邦本の、トップでのプレーを見ることができた。ユース時代に高校生離れした邦本のプレーも見ているが、「超高校級」はイコールプロではない。トップに上がったらどうだろう、と思っていたのだが、すぐにでもトップで使えそうな素質を見ることができたことは大きな成果だった。
邦本…。今年のACLグループステージでも活躍していた。あのままだったら、準々決勝第1戦ではきっと全北現代を応援していただろう。関根も「邦本くんと対戦したかったです」と言っていた。埼スタであの2人のマッチアップを見ることができたら、感無量だっただろう。
もしかしたらレッズの決勝進出も危なかったか?
さて、みなさんは2013年10月16日、何をして何を感じていましたか?
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