目標を変えても、やることは変わらないはずなのに、何が違うのか

　こう見ていくと、2000年７月29日はある意味で記念すべき日なのかもしれない。
　もし、あのまま「あくまで目標は優勝」と掲げていたら、延長やドローなど、勝ち点を少しでも落としたときのブーイングはものすごいものになっていただろう。さらに首位との差の大きさに白けてきたかもしれない。
　悔しいことではあるが、自分たちの足もとをしっかり見つめ、そこで「欲しいもの」と「獲得できるもの」の折り合いをつける。そういうことが必要なときもある。