2月14日(2015年) 快進撃を予想させるシーズン初「タイトル」
2015年2月14日(土)、浦和レッズは鹿児島県立サッカー・ラグビー場で、清水エスパルスと「Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ」の第3戦(最終戦)を行い、5-3で勝利した。この結果、レッズは同大会の鹿児島ラウンドを2勝1分けで優勝した。
「ニューイヤーカップ(NYC)」はJリーグと、当時のオフィシャルブロードキャスティングパートナーのスカパー!が主催する大会で、それまでキャンプ中のトレーニングマッチとして行われていた試合を、公式戦とほぼ同じ仕様で行うもので、観戦は無料。またスカパー!による生中継があった。
全参加チームには賞金もあり、優勝には 300万円と副賞が贈られた。
クラブにとっては、日程などの変更が利かないなどの制限はあるものの、練習試合より公式戦に近い雰囲気で試合ができ、勝てば賞金の金額も上がるなど、プラス面も多い大会だった。
鹿児島県指宿市でキャンプを行っていたレッズは、鹿児島ラウンドに参加し、2月8日にロアッソ熊本と引き分け、11日にジュビロ磐田に勝利し、この清水との最終戦に臨んだ。
12時から、同じ鹿児島ふれあいスポーツランド内のサッカー場で、別メンバーによる練習試合を清水と行い、こちらは2-2で引き分けた。そして14時からNYCの最終戦が行われ、前半に李忠成が2点、新加入の武藤雄樹が1点を挙げ3-1とリード。李は後半も2点を奪い、好調さをアピール。トータル5-3で勝利し、初のNYC鹿児島ラウンドを優勝で終わった。
表彰式では賞金のほかに、地元の名産品が副賞として授与された。
この年は、武藤のほか、高木俊幸、橋本和、石原直樹、ズラタン、加賀健一が移籍。岡本拓也、大谷幸輝、小島秀仁が期限付き移籍から復帰。レッズユースから斎藤翔太、茂木力也が昇格し、全11人が新加入した。
NYCでは、“本戦”の前後に別メンバーによる練習試合も同じ相手と45分×2本で行われ、ほとんどの選手が90分プレーする良い機会だった。レッズはこの練習試合でも3試合無敗で、好調な様子を見せていた。
ビッグタイトルではないが、Jリーグ主催の大会で、シーズン初優勝を飾ったことは、このシーズンの快進撃を予感させた。
なお指宿キャンプは17日まで行われた。
【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。