さいしんコラム#1176~数だけではいけないが/賞金王もそうか?
昔もこんなことを考えていた。
「賞金王」みたいだな。
プロゴルフ選手のステータスを決めるのは、もちろん大会の優勝回数だし、グレードの高い大会で優勝すれば、将来にわたってついて回る「称号」になる。
それ以外に、年末になると「賞金王争い」がクローズアップされる。年間賞金総額が1位になると、また何か賞金がもらえるのかと思っていたら、そうではなく(ゴルフはド素人です)、翌年のシード権とかビッグな大会への参加資格とか、まさにステータスが与えられるらしい。
詳しくないが、ゴルフは優勝やベスト3だけではなく、かなり下の順位まで賞金が出ることぐらいは知っている。当然、上の順位の方が金額が大きいわけで、優勝回数も大事だが、年間賞金総額でその選手の価値を決めるというのは理にかなっているように思った。もしかして、毎回2位で優勝せずに賞金王になった選手っているんだろうか。
サッカーは、たとえば今年のJ1なら、Jリーグ34試合、ルヴァンカップグループステージ6試合、天皇杯2回戦1試合。計41試合がベースで、それにスーパーカップやACLなど前年の成績によって、ベースの数が上積みされる。
そしてルヴァンカップで勝っていけば最大5試合が増え、天皇杯も最大5試合まで増える。
レッズが、もし去年のACL準決勝で負けていたら(その可能性は十分あった)、今年の22/23ACL決勝の2試合、23/24ACLのプレーオフとグループステージ7試合、クラブワールドカップの最大3試合、これがすべてなかったわけで、そう思うとあのPK戦は重大な岐路だったんだなあ、と思う。
サッカーでそのクラブが行う年間公式戦の数は、ある程度そのクラブのステータスを示していると思うが、優勝の数を示しているわけではない。決勝まで行って敗れれば試合数はある程度増えるが、タイトルはないということになる。
そんなところもゴルフの賞金王と似ているような気がするのだが、的外れですか?
そうか。シード権も大会参加資格ももらえないか。
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