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清尾淳のレッズ話#294 クラブ代表交代、W杯に3人~中断期間にいろいろ/サラっとは流せないこと
もしかしたら当時、説明(言い訳)を聞いているのに忘れたのかもしれないが、いま思い出しても憤慨する。
YouTube本編で語っている2006年ナビスコ杯準々決勝の組み合わせの話だ。
この年の予選リーグは、ACL出場のG大阪がシードされ、17チームを4グループに分けて行った。だから5チームグループがあった。5チームグループは相手4チームのうち2チームとホーム&アウェイ2試合ずつ、2チームとホームorアウェイ1試合ずつ戦うので、試合数は他のグループと同じ6試合になる。これは仕方ない。
各グループ1位の4チームと各グループ2位のうち成績比較上位3チームの計7チームが決勝トーナメントに進み、そこからG大阪が参加する。これもわかる。
しかし準々決勝の組み合わせが8チームによるオープンドローではなく、事前に決まっていた。
A組1位vsB組1位、C組1位vsD組1位、2位グループの1位vs2位グループの2位、G大阪vs2位グループの3位
どうよ、これ。
予選リーグをシードされたG大阪が、2位グループ3位という予選リーグの成績が最も下の(予選リーグ7位と言っていい)チームと当たる意味が分からない。ACL出場チームは準々決勝も「弱い」チームとやれる、ということなのか。
また、2位グループの1位(予選リーグ5位)vs2位グループの2位(予選リーグ6位)ということは、予選リーグで1位になれなかったチームが必ずベスト4になるのだが、それでいいのか。
そして頑張って予選1位になったチームは、他の予選1位(強い)チームと当たる、というのも納得がいかない。闘莉王は「苦労して1位になった意味がない」と憤慨していた。
僕は思うに、もしオープンドローでないのなら、予選1位チームにも成績比較で「予選リーグ1位~予選リーグ4位」の順位をつけ、
予選リーグ1位vs予選リーグ7位、予選リーグ2位vs予選リーグ6位、予選リーグ3位vs予選リーグ5位、G大阪vs予選リーグ4位という組み合わせにするのが妥当なのではないか。
ただし、こういうことはレギュレーションが決まる会議で言わなければ意味がない。僕らには当然「2006ナビスコ杯実施要項(案)」が回って来ないし、意見も求められないから、これは各クラブの実行委員なのか運営委員なのか、とにかくJリーグの会議に出る人が「それ、おかしいでしょ!」と言わなければならない。まさか「お上」が決めたことだからと、「異議なし」シャンシャンで追認されたのではないだろうな?
頼むぜ、クラブの担当者。想像力を働かせてくれよ。
そんなことだから、2015年~2016年のチャンピオンシップのレギュレーションで、成績上位チームや年間勝ち点1位チームのアドバンテージが少なすぎるまま、スタートしてしまうことになったんだろ。
ところで「清尾淳のレッズ話」は4年前の今日始まったらしいです。自分では気づきませんでした。