清尾淳のレッズ話#267 2024沖縄キャンプだより③/予感ですが
見学者はもちろん、他のクラブの監督はじめスカウティングスタッフがいる中で、メディアに詳しい情報の公開を制限して、どういう意味があるのだろう、と思うが、実際に練習試合を見にも来ないで情報だけ得るのは許さない、ということだろうか。まあ、でもレッズの不利になるかもしれないことは避けよう。
だから僕の予感として聞いて欲しい。練習試合とはいえコンスタントにFWが点を取っていることは、今季の希望だ。特に「レッズ話#265 キャンプだより①」でも言ったとおりチアゴ サンタナは、ツボに来たシュートは外さないのではないか。もちろん興梠の「Jリーグ歴代最多ゴール」達成も諦めていないし、髙橋利樹が2年目のJ1で化ける予感もある。
そして、FW登録だろうがMF登録だろうが、2か所のインサイドハーフ、2か所のウイングを誰が務めるのか。練習試合のメンバーが生かされるのか、ここからまた変わっていくのか。何しろ候補者が目白押しで、まるで東京都知事選挙だ。しかも泡沫候補が見当たらない。
「我こそは監督が言う年間10得点を挙げる」
その公約を掲げて練習や練習試合に臨み、市民の負託ならぬ監督の信頼を勝ち取った選手がピッチに送り出されるのだろう。ただし任期は長くなく不定期だ。数試合で結果が出なければ、手ぐすね引いて次の候補が待っている。そこには中島翔哉、安部裕葵の「隠れ新戦力」も加わっていく。
この時期、キャンプを取材していると、良い予感がいろいろと浮かんでくる。
ただし、個人の感想です。しかも1月26日現在。