11月16日(1994年) これが相手のステージ優勝を見た最後
1994年11月16日(水)、浦和レッズは国立競技場に乗り込んで、ヴェルディ川崎とJリーグ2ndステージ第21節を行い、1-2で敗れた。この試合でヴェルディは、2ndステージ優勝が決定。レッズが負けて相手のステージ優勝が決まるのは、これで3度目だった。
国立は5万2千人の入り。前年王者のヴェルディが優勝を決めようかという試合だから当然かもしれない。
前半、武田修宏が2点を挙げてヴェルディが試合を優勢に進め、レッズは87分にミヒャエル・ルンメニゲが1点を返したのみ。ヴェルディは先発11人を1人も交代させずに試合を終えた。
1993シーズン1stステージは7月7日の第16節(残り2節)で鹿島アントラーズに、同2ndステージは12月8日の第17節(残り1節)でヴェルディに、それぞれ敗れてステージ優勝を決められた。鹿島戦はホーム駒場競技場、ヴェルディ戦はアウェイの国立だった。
この2シーズンで、レッズの目前で優勝が決まらなかったのは1994年1stステージのサンフレッチェ広島だけだった。別にJリーグ事務局が狙って、優勝しそうなチームの終盤にレッズ戦を持ってきたとは思わないが、4回のうち3回でそういうことになるのは、やはり弱かったからにほかならず、そして残留争いのモチベーションもなかったことが踏ん張りきれない要因だったかもしれない。
これが、目の前で相手にステージ優勝を決められた最後の試合だった。
ステージ優勝は、だが。
さて、みなさんは1994年11月16日、何をして何を感じていましたか?
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