さいしんコラム#1198~不安を杞憂にしてくれ/勝つと待っている良いこと
勝つっていいな。
もちろんだ。そのために僕自身も闘っているつもりなのだから。
勝つことによって副産物もある。というか、クラブ関係者以外、つまりファン・サポーターはそちらの方が大きなものだろう。
それは精神的な高揚だったり、あるいは安らぎだったり、積極性が出たり、無関係のことにも自信がついたり、時には自分が天下無双だと思えたり…。
みんな、それを求めて浦和レッズをサポートしている。形のある利益を得たりすることは、決してないと言っていい。だから副産物というより、副支出だ。
利益どころか、サポートするにもお金がかかる。試合のチケットをはじめ、交通費、それもアウェイにも行くとなれば年間でかなりの額になる。DAZNの加入料も払っている。グッズも買う。レッズが優勝したりすれば、記念グッズも欲しい。
試合観戦や応援に直接絡むそれらを基本料金とすれば、オプション的に発生するのが、たとえば勝ったときの「祝杯」だ(ここからはR20)。負けたときの「やけ酒」もあるだろうが、おそらく勝ったときに飲む量の方がだいぶ多い。勝った時の精神的な高揚を最も行動で表すものかもしれない(ここまでR20)。
他にも、たとえば買いたいものでちょっと値が張るものがあったとして、「○○で優勝したら買おう」と決めたものがあるかもしれない。決めてなくても、優勝したから買っちゃおう、買う理由付けにすることもあるだろう(実話)。
僕の場合、名古屋戦は仕事が終わったのは22時半で、軽く食事をする時間しかなかったので、飲食での散財はあまりなかったのだが、注意しなければならないことがこれからある。
磐田戦まで中3日。明日の練習はオフ。MDPの取材にあてられるのが金曜の1日しかなく、その日に取材して書くことがけっこうある。今季に入ってからその日程には慣れたが、そのためにはオフの間にできることを全部やっておかなくてはならない。文字どおり朝から晩までデスクワークで翌日の準備をしておかないと、ラストの日がパニックになる可能性がある。
そんな試合翌日なのに、久しぶりに勝つと、仕事が楽になった気がしてしまう。気分的にサクサク進めやすいのはあるが、量は勝つと負けるで変わらないのに。今日は危険な日だ。
そんなことを書いてたら、今度は落ち込むリリースが。
切ない気持ちの中での仕事はもっとつらい。メンタルの落差が激しい日だ。
※訂正 サインコラム#1198の中で「名古屋の内田宅哉がゴールへ向かうチアゴを後ろから倒して」とあるのはチアゴではなくブライアンでした。失礼しました。
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