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12月30日(2015年)レディース、ユースから塩越、遠藤ら4人昇格

 2015年12月30日(水)、浦和レッズは、浦和レッズレディースにレディースユースの松本真美子、遠藤優、塩越柚歩、木崎あおいがトップチームに昇格し、JFAアカデミーから北川ひかるが加入すると発表した。

 育成チーム出身選手が多いレッズディースだが、その中でもこの年代は特別だったと思う。
 レッズディースのU-15チームは、2008年の第13回全日本女子ユース(U-15)選手権(その後、名称は変更)で初優勝すると、2010年まで同大会で3連覇を果たす。すると翌2011年からレッズレディースは、育成チームをレッズレディースユースとレッズレディースジュニアユースの2つに分け、ジュニアユースをU-14年代すなわち中学2年生以下で構成することにした。
 同大会への参加チームも当然U-14年代となり、松本たちの年代がこの初回に当たる。

 第16回大会のこの年、東日本大震災により大会会場が福島県のJヴィレッジから大阪のJ-GREEN堺に変更された。レッズジュニアレディースは1歳上の年代のチームを相手に健闘し、グループリーグを勝ち抜いて決勝へ進出。苦戦の末、0-0のあとPK戦で見事4連覇を達成した。PK戦ではGKの松本が勝利を引き寄せる活躍をした。

 この年代の選手たちは、翌年の中学3年生から高校3年生までの4年間、レッズレディースユースに所属して鍛えられ、この日の昇格発表となった。4人昇格は歴代でも多い方だが、特筆したいのは4人がそれぞれトップチームで、なでしこリーグに出場して活躍していることだ。
 松本だけは、同じGKに池田咲紀子という先輩がいてレッズでの出場数は多くなかったが、2017年には池田と共に日本代表に選出されるほど。また木崎も、ユース時代のボランチから左サイドバックにポジションを替えて出場数を増やしていった。

 現在、松本はマイナビ仙台、木崎はサンフレッチェ広島レジーナでレギュラーとしてプレー。塩越と遠藤はもちろん三菱重工浦和レッズレディースの中心選手だ。活躍するチームは違っても4人はWEリーグの代表的な選手として日本の女子サッカーを引っ張っている。レッズレディースが2011年に年齢区分を替えて若い選手たちを鍛えたことが成功したと言えるだろう。ちなみに彼女たちの同期で中盤の司令塔だった今井裕里奈も現在WEリーグ千葉で活躍している。

 トップ写真は高校3年生のときの彼女たち。後列右が松本、その隣が塩越、左から2人目が木崎、前列左から2人目が遠藤。ほかにも、なでしこリーグ、WEリーグで活躍中の選手がいっぱいいる。

 さて、みなさんは2015年12月30日、何をして何を感じていましたか?

【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。

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