清尾淳のレッズ話#251~福田正博が引退➁~「一緒に闘える日」は来るのか/煙突を用意しないと
浦和レッズ監督・福田正博
20年前に誰もが夢見たことだと思う。
ただ、レッズの監督人事の変遷を見ると、ああいう終わり方をして欲しくないから、早く見たいとは思わなくなった人もいるだろう。
僕も、自分がMDPの編集に携わっているうちに、と思っていたが、最近では自分がレッズを見られるうちに、と弱気になっている。
お母さんに、こんなことを言う子はまだいるんだろうか。
「ねえ、サンタさんて、エントツからはいってくるんでしょ?」
「そうだよ」
「じゃあ、うちにはエントツがないから、つくらないとサンタさんがこられないよ」
冷ややかに見る人もいるだろうが、2019年からレッズが「クラブとしてのサッカーコンセプト」を掲げたことは、プロクラブとしての前進だし、ある意味で福田さんがレッズの監督になる道筋ができたかな、とも思っている。
ただ、まだクラブとして完全にその姿勢が定着したのかどうか、わからないという見方もできる。
煙突ができたので、サンタが入ろうとしたら、土台が固まっておらずグラグラする。
それじゃ、危なっかしくてサンタは入れんわな。
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