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2月11日(2008年) 実弾射撃がグァムキャンプ最大の思い出

 2008年2月11日(月)、浦和レッズはグァムでトレーニングキャンプを開始した。

 前々年のシドニーキャンプも日本の8月並みの気候で暑かったが、グァムは赤道近くだから。灼熱とまでは言わないがかなり暑かった。ときどきスコールが来たが、濡れてもすぐに乾いてしまったような記憶もある。

 シドニーでは途中海へ行って全員で食事をするという、完全オフの遠足みたいなレクリエーションの日もあったが、グァムではそういうチーム全体での楽しみはなかったと思う。オジェックとギドの違いなのだろうか。

 個人的な思い出を少し。
 まず初めて左ハンドルの車を運転したこと。国際免許を取得して行き、レンタカー屋さんには日本人の店員もいて、あまり問題なく車を借りられたのだが、アメリカだから左ハンドル。運転そのものはそれほど問題なかったが、右左折のたびにワイパーを動かしてしまうのにはなかなか慣れなかった。

 そして初めて実弾射撃ができた。
 こう言うと、清尾ってそんな攻撃的なやつなのかと思われるかもしれないが、男の子だったら幼いころからの憧れだと思うが、みんな違うのだろうか。
 45ドル(当時は5,000円ぐらい?)で50発ぐらい撃てるセットをオーダーした。回転式拳銃と自動拳銃を2回ずつ、弾倉がカラになるまで撃てた。マガジンチェンジをしてみたかったのだが、それは許されず、店員がやってくれた。そして最後にショットガンを一発(?)撃てた。

 拳銃そのものはチェーンでしっかり繋がれていて、持ち出すことは不可能なのだが、射撃場所が個室になっているわけではなく、それこそ屋台の射的のように、他人と並んで撃つ感じなので、他の人を撃とうと思ったら撃てる状況なのが少し怖かった。

 5,000円を1~2分でなくしてしまうという金額も若干の足かせとなったが、やはり仕事が忙しかったので、射撃場に行ったのは一度だけだった。もしヒマだったら、その昔、京都で浪人生活を始めた3月、初めて行ったゲームセンターにハマり、1か月分の生活費を3日間で使ってしまった悪癖がよみがえってしまったかもしれない。

 ホテルからキャンプ地まで片道30分以上はかかり、それが毎日2回。慣れない海外での生活もあって、食事などにも時間がかかり(適度な量の店を探すのが大変だった)、かなり大変なスケジュールだったと記憶している。
 そういえば、あのときのドルをまだいくらか持っている。昨年の円安のとき、両替すればだいぶお得だな、と思ったが、海外へ行った証のコレクションでもあるので(他の紙幣もかなりある)、踏み切れなかった。 

【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。

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