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『百年の孤独』を読了したい【/#036】
気になっていた小説『百年の孤独』を初めて読んでいる。
読み始めて数日、なんだかスッと入ってこない。登場人物相関なるものを見るが、いまいち関係性が把握できず、ページを戻ったり*マークを見ては注解を見たりして70ページ。
このままではダメだ!と思い、最低限と思われる知識をインプットしてから、もう一度読み直すことにした。
舞台はコロンビア。コーヒー豆がおいしいのと、サッカーで日本代表戦を見た程度の知識しかない。思えば海外の小説や映画はアメリカかヨーロッパ、中国辺りが中心で、アフリカと南米はさっぱりだ。
知識など入れず、読み進めるままに楽しむのもありだろう。
けれど、せっかくならとコロンビアを気の向くままに調べることにした。
*『百年の孤独』を読んでいない方や、先入観を持ちたくない方は、この先はお控えください
コロンビアってどこだっけ
コロンビアは南米大陸の北に位置し、赤道が通る国である。カリブ海と太平洋に面しながらアマゾンの一部やアンデス山脈もあり、自然溢れる国だ。国土は日本の約3倍だが、人口は日本の約4割。首都はボゴタで、なんと標高2,640mの高地にある。
名前の由来は、大航海時代のコロンブスから。1810年にスペインから独立し、言語はスペイン語で宗教はカトリック。国旗の3色(黄色、青、赤)はそれぞれ意味と象徴があると言われている。
黄色:新大陸の黄金(主権・正義・富の象徴)
青色:大西洋(忠誠・警戒・富貴の象徴)
赤色:ヨーロッパの旧大陸(名誉・寛容・勇気・犠牲の象徴)
コロンビアの有名なもの
国旗に黄金って!?と驚いていると、首都ボゴタには黄金博物館が現存する。他に観光で調べると、「悪魔のタワー」と呼ばれる一枚岩が有名らしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1724581419553-51MMXISi3e.png?width=1200)
コーヒー豆の産地として有名であり、カーネーションやエメラルドも世界輸出規模は大きい。
主食は、パンや米。豆料理も人気。踊りも知られており、カリのサルサは国家無形文化遺産に指定された。
サッカーも強豪で、個人的にハメス・ロドリゲス選手の印象が強い。2014年のブラジル大会は、確かリアルタイムで見た気がする。
治安は、全土で外務省の危険レベル1~3まで網羅するほど(レベル3は渡航中止勧告)。観光には勇気がいる。
百年の孤独の舞台を想像する
『百年の孤独』は、コロンビアの架空の村マコンドが舞台だ。
しかし実在する地名も出てきて、村から東の山脈の向こうにはリオアチャがあるとされている。
となると、少なくともリオアチャよりは西のどこか。あとは、空想でいいかもしれない。時代背景は、読んだ限りはイマイチわからず。
名前がややこしいのは、仕方がないと思ってあきらめる。
コロンビアでは父方と母方の姓をつなげるそうで、日本の感覚からすると長い。サッカー選手のハメス・ロドリゲスも本名は「ハメス・ダビド・ロドリゲス・ルビオ」だ。
よしよし、イメージが湧いてきた。似たような名前でも、違いを感じながら読めそうである。
読み進めていくとイメージは変わるかもしれないが、それも楽しみだ。本の題名のとおり、百年の旅を楽しむこととする。