芋くさい私
夫と久しぶりにイオンに行ったら、周りの女性がみんなオシャレな格好をしており、
夫が「さゆちゃん…さゆちゃんって本当に本当に…芋っぽいね…」
と、哀れな目でこちらを見てきました。
私は今日、Instagramで見たヘアアレンジを、「可愛いやん!」と思ってかなり頑張って動画を見ながらセットしていき、しまむらで買ったゆるゆるパンツと、数年前に母からプレゼントされたセーターを着ていました。
私からしたら「え? 芋っぽい?」って感じだったのですが、しばらく何日も外出していなかったため、世間から大分遅れをとっていたのかもしれません。
夫は私に滅多に服など買ってはくれないし、例によって、今年の誕生日も何ももらえなかったのですが、今日は周りの女性と私の差があまりに激しかったためか、
服屋さんの中まで一緒に着いてきて、7000円もするアウターを見て…。
「似合ってたら買ってあげるから着てみたら!」
など、天地がひっくり返ったかのような発言をしてきました。
私はこれはチャンス! と、いそいそと着てみると、なんかオシャレなダッフルコートっぽいアウター。
私が着ると、幼稚園児が頑張って背伸びしてオシャレをしているようにしか見えなかった…。
夫も縦線ひきつり笑いになって、そっと服を戻していました。
私の何かが根本的に間違っている。
頑張っても消せない染みついた芋くささ、奈良県の田舎で育ったためか、所詮頑張っても都会者には勝てないセンス。
いや、元から私にはセンスなどなかった…。
トドメに夫は、「さゆちゃんさ、高い服自分で買いに行っても、その中で抜群に芋くさいデザインを選んでくるからさ、もう本当に終わってるよね…そもそも芋くさい服が好きなんよね…」なんて失礼なことを言ってくるから、私はねこねこ食パンを1斤、ドンとお土産に買って家へ帰りました。
猫は裸でも本当にカワイイです。
さゆ
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