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綿100%について

個人的なことなのだけれど、気にし出してからもう2年くらい経つので書いておきたい。

私は元々アレルギー体質で喘息持ちだが、妊娠を機に悪化し、妊娠中期から産後半年頃まで大変苦労した。

アトピーが全身に現れ、経験のない壮絶な痒みに悩まされたのである。
産後も落ち着きはしたが、夏や冬など、季節によって汗や乾燥に敏感になり、その度にすぐ肌荒れを起こし痒みが出るようになった。

そこで真っ先に変えたのが、洋服の素材だ。身に付けるもの全てが、綿100%になった。ジュエリーも全く付けなくなった。あらゆる金属も、革も、樹脂も、自分の汗で荒れてしまう。結婚指輪さえも、普段は棚にしまっている。

もうとにかく綿。どんなに可愛くても、化繊は論外。下着も、半分以上捨てた。
値段などもはや関係ない。

で、いざ探してみると、これがなかなかない。

綿100パーセントの服を探すと、オーガニックらしさの溢れるアースカラーのママさん服以外、なかなか見つからない。

個人的には、痒みは痛み以上にQOLを左右すると思っている。オシャレは我慢だ、という意見は全く否定しないし、我慢できるうちはするといい。
けど、家事も仕事も手につかないくらいひどい我慢など、何のためになるのだろうか。

そこでお世話になっているのがユニクロだ。意外と綿100%の服が多い。安価で、そこそこにスタイリッシュだ。
私は結局のところユニクロ大好き人間ということで落ち着いている。
けど、悪いが他の選択肢が極端に少ないからこの限りである他ならない。

いやお世話になっておいてこの言い方も難である。
娘が1歳半になる今まで、この2年ほど、ユニクロしか買ってないかもしれないほどにお世話になっていて、感謝してもしきれない。

何が言いたいかというと、このような人は潜在的には世の中に多くいて、ニーズへの供給余地がまだあるのではないかということだ。

ファッションブランドさん、もっとコットンのお洒落な服を、手の届く範囲で作ってください、というお願いだ。

需要でいえば、子ども向けにも絶対ある。子どもといっても10代の子のことだ。
子どものアレルギーは、年々増えている。これは最近に始まったことじゃなく、私たちが子どもの頃から徐々に増えていっているのだろう。

親になって思うのが、やっぱり子どもの頃は綿素材を着てほしいということである。実際子ども服は綿素材がメインだ。
けれど、いつしか10代になりオシャレさを求めると、その素材の割合は崩れ始める。あまりに気しない子はそれでもいい。アレルギー体質の子には、その素材の重要性をきちんと理解して洋服を選んでほしい。もちろん娘にもそう教えたい。

10代から先の可愛い服にも、綿100%を増やしてほしい。アレルギー体質を治す画期的な医療の進歩がない限りは、まず真っ先にお願いしたい。

こんなことを考えつつ、今日も綿100パーセントの服をECサイトでググッている。