【その1】最初の挫折、そしてループのはじまり
それは高校3年生、進路を決めた時が始まりだったように思う。
わたしは小さい頃から勉強も嫌いではなく、成績もそれなりに良くて、身体を動かすことも得意な「運動神経がいい」部類にいたし、いくら食べても太らなくて、それなりにモテて、挫折らしい挫折という体験をしたことがなかった気がする。
高校時代は中学時代からの憧れだった高校でソフトボールに没頭、文字通り朝から晩まで明け暮れていた。父がその高校の教師でしかもソフトボール部の監督だったのもあって、成績も落とせない。勉強も嫌いではなか