【その6】2回目の結婚
しばらく実家暮らしだった私は2011年の夏にまた都内に部屋を借りた。そしてあんなに傷心だったはずが、私を好きだと言ってくれる男性と付き合いだした。イケメンで英語が堪能で、外資系企業に勤めるヨガに興味がある人だった。そしていつかのデジャブのように、父親はエリート、親に愛されていない、親にずっと諦められてきたと思っている人だった。離婚を2回経験しており、子供がひとりいたが一緒には暮らしておらず、心に深い傷がある人なんだなと思った。私といることで彼本来の良さと溌剌とした明るさが戻る