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自叙伝

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あまりに遠回りしてきたかのように見える私が 「自分には自分しかいない、そしてわたしは大丈夫」 と、48歳で分かるまでのお話です。
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#ヨガ

【その9】序章からのグラデーション

そして2020年、コロナ禍がやってきた。 ヨガのクラスが休講になったり、マスクを着用してのクラス開催になったり、アーユルヴェーダでも調理を伴う講座はできなくなった。 私はクラスを減らし、東京でのクラスも辞めた。そして手探りながらオンラインクラスも自主開催するようになった。物理的な時間が生まれ、自分自身もオンラインでの誘導瞑想やzoomでさまざまなクラスを受けるようになった。世の中全体の動きが止まったような静かな時間が新鮮だった。犬の散歩以外、出掛ける予定がないということにホッ

【その6】2回目の結婚

しばらく実家暮らしだった私は2011年の夏にまた都内に部屋を借りた。そしてあんなに傷心だったはずが、私を好きだと言ってくれる男性と付き合いだした。イケメンで英語が堪能で、外資系企業に勤めるヨガに興味がある人だった。そしていつかのデジャブのように、父親はエリート、親に愛されていない、親にずっと諦められてきたと思っている人だった。離婚を2回経験しており、子供がひとりいたが一緒には暮らしておらず、心に深い傷がある人なんだなと思った。私といることで彼本来の良さと溌剌とした明るさが戻る

【その5 】最初の離婚と恋らしきもの

そしてその頃、友人に連れていかれた個展で、年下のアーティストの香りがする子に出会い、その軽やかさと私には持っていない感性や独創性、そして自由な場所に連れて行ってくれそうな雰囲気に惹かれ、まさかのあっという間に恋に落ちた。なんだか運命だと思った。(何回目?w) 家族にも全面的に好かれていた優しい夫との関係に半ば無理やり終止符を打ち、保険会社に転職し、懇意にしていた上司に経済的に助けてもらい、都内に部屋を借りた。年下の彼との毎日は刺激的で楽しく、ヨガの練習はあっという間にそっち

【その4】ヨガと出会う

そしてその頃、ヨガに出会った。 幼少時からなぜか仏教や仏像や東洋思想的なものに惹かれていたこともあって、「魂と体の浄化」というコンセプトに興味を持った。インターネットで調べたら、通勤定期で通えるところにインターナショナルヨガセンターの九段下スタジオがあることを知り、思い切って行ってみた。 静まり返ったスタジオ、よくわからないお経のようなマントラ、規則的な呼吸音、インストラクターの方のポーズを真似するというより、決まっている動きを次々に淡々と行う生徒さんたちの雰囲気に心を持って