
Photo by
algo2020
#166「早期離職」(キャリコンサロン編集部)
例年より遅く梅雨入りした横浜です。「梅雨入り」という声を聞いたとたんにぐずついたお天気が続いています。暑すぎるのも嫌だけど、雨続きというのも嫌ですね。ないものねだりですね…さて、今回のお題は「早期離職」
早期離職とは
早期離職とは、社員が3年以内に離職することです。
厚生労働省の調査によると就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者37.0%、新規大卒就職者32.3%となっています。
実に、3割から4割の人が3年以内に辞めているのですね。
なぜ早期離職をするのか
理由を見ると、やりがいが感じられない、給与面の待遇が悪い、拘束時間、会社の将来性に不安…などさまざま。
これらのミスマッチはなぜ起こるのでしょう。
そもそもの就職活動のときに、企業研究をよくしていれば、給与面や会社の将来性などはわかるはず。やりがいなどは人によって違うとは思いますが、実際にそこで仕事をしている先輩に話を聞くことで、ある程度はつかめるはず。ただ何となく就職活動をして、内定もらったところに行く、という受動的な就職活動ではミスマッチが起きるのは必然のようにも思えます。
自分は将来どうありたいのか、ということをじっくり考えて、自身に向き合うことが大切です。
今や転職は当たり前の時代になりましたが、それは自身の成長のため。身についたスキルをもっと違うフィールドで活かしたい、といった前向きなものだと思います。ただ嫌だから辞める、というものとは違うと思うのです。
とはいえ、早期離職を否定するものではありません。不幸にも劣悪な職場環境だったり、自分の心が疲弊したりする場合は一刻も早く去ったほうがよいでしょう。ただ、その場合も同じことを繰り返さないよう、自身の軸をきちんと持ち、企業研究をよくして、ブレない転職活動をしてほしいと思います。