#38「この仕事を選んだわけ」(キャリコンサロン編集部)
1月もすでに半ば。時の流れははやいですね~!今日は大学入試共通テスト。いつになくいいお天気に恵まれました。痛ましいニュースもありましたが、「みんな頑張れ~!!」と応援せずにはいられません!
さて、今週のテーマは「この仕事を選んだわけ」
私の仕事
私は高校の教員です。以前こちらの記事に書いています。
今回はキャリコンについて書いてみようと思います。
主体性のない生徒たち
高校3年生の進路指導をする中であまりにも
「主体性のない生徒が多い」
ということに驚きました。最近の大学入試はいろいろな方法があって一般入試だけでなく自己推薦入試、総合型選抜(AO入試)、学校推薦型入試などがあります。
これらの入試は、学力だけでなく、今までどんなことに力をいれてきたか、大学に入って何がしたいか、何を学び、それをどう活かしていくか、という思いを評価します。
そのためには「志望理由書」「自己推薦書」などを書くのですが、まあ、これが書けない。物理的に書けない、のではなく、やりたいことも、学びたいことも全くない。のです。
面談をしていると、
「親が行けって言うから」
「一般入試より楽なんでしょ?」
「今どき、大学を出ていないと就職できないんでしょ?」
こんな言葉ばかり聞こえてきます。
自分の頃は
確かに、自分の頃を振り返ると、何も考えていなかったかなあ。付属の大学にそのまま行けたので、高校生活を満喫していたし、ただ、漠然と、「面白そうだから国文科行こう!」とか、その程度だったかも。
でも、明確に、興味のあるものは持っていた。と思う。
今の生徒たちはそれすらない・・
そうだキャリコンになろう
なぜ、今の生徒たちはそんなに無気力なんだろう。将来に夢を持てないんだろう。それは大人たちが、楽しく仕事をしている姿を見せていないから。というのもあるでしょう。さらに、小さいころから「キャリア教育」を受けていないからではないか?という思いに至りました。
「キャリア教育」と言っても漠然としていてなんだかわからない。
「職業体験」とか、「職業調べ」とイメージする人が多いのではないででょうか。文科省は次のように定義しています。
子どもたちが「生きる力」を身に付け,社会の激しい変化に流されることなく,それぞれが直面するであろう様々な課題に柔軟かつたくましく対応し,社会人として自立していくことができるようにする教育
これを現場で実現するには、校内の一非常勤講師が声を上げても、誰も聞いてくれないな、と。専門家として外からなんとかアプローチできないか?というわけで資格取得に至ったのです。
今は同じ思いをもった仲間と、親子、子どもたちや、学校現場にアプローチすべく、Eキャリ部で、ワークショップ作りなどに関わっています。
多くの子どもたちが「自分らしく生きられる」教育を。
学校に「キャリア」という教科を。
Eキャリ部の詳細はこちら。
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