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強いメイクは、実はとびきり優しいメイクなのかもしれない

エラの張っているお顔について皆さんはどう思いますか?
近年のアジア圏では、エラの張りが少なくすっきりと華奢な輪郭が流行っています。
もちろんお顔は”トータルバランス”で、一箇所では判断できませんが、
私は、エラや顎のラインがしっかりある方がモデルさんが来ると「どんなメイクでも似合う方だ〜♡」と、嬉しくワクワクします。

エラはお顔の土台であり、支え。
つまり、家でいう骨組みや大事な柱のような存在だと思っています。
しっかりと支えがある方が、その上にボリュームのあるものを乗せてもバランスが取れる。大胆なデザインもしっくりハマります。
華奢な土台も素敵ですが、基本的にナチュラルで軽めのバランスのほうがマッチしやすいので、ボリューム的は振り幅で言うと多少狭くなってしまいます。
これが私が冒頭で言った、エラ張り輪郭さんは「どんなメイクでも似合う」の理由です。

エラや輪郭ラインを活かすメイクはさまざまありますが、骨格の土台がしっかりとあるため、眉メイクなどの骨の上に乗っているパーツをしっかり描くと調和が取れた印象になります。
柔らかい雰囲気というより、意志のある”強い表情”が似合うのも魅力的な部分。
眉メイクに合わせて、リップメイクを大胆に色づけてみるのも良し。

女性から醸し出される”強さ”って、男性的な力や権力の強さとは違い、包容力や色っぽさを感じます。
”強さ”と”包容力”って真逆の意味のように感じますが、きっとこれは私が母になったからこそ感じる部分でもあるのでしょうか...
大切に思えるものがあるからこそ、本能的に強くいることができる。
思うものがあるからこそ、ふとした時のリラックスした表情が色っぽく見えたりもしますね。

そんな、ただキツく見える強さではなく、愛のある強さがある表情をメイクで作ることができたら最高だなと思います。

余談ですが、今度メイクさせていただくモデルさんが「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の詩のような女性になりたいと言っていて、なんだか素敵だなと感じました。そんな彼女に、この言葉をうまく投影できたらなぁなんて考えています。

これは、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。

花びらのように柔らかく、すれ違った時に上品な香りが風に乗ってふわっとするような、そんなメイクが素敵かもしれませんね。
皆さんは、どう思いますか?


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