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愛する勇気

先日、今更ながら、アドラー心理学の
『幸せになる勇気』という本を買って読んでいました。

幸せになる勇気とは、
ほんの少し、勇気を出して
あと一歩踏み出して
相手を無条件に愛してみる勇気

のことでした。

そう思い返してみると、私はこれまで
幸せになる勇気、すなわち、
あと一歩踏み出して無条件に人を愛してみる勇気が
なかったんだなー。と思いました。

そして、決して交わらない距離で
誰も愛さない距離で
誰からも愛されない距離で
まるで一人芝居のようなことを
やっていたんだなーと思いました。

このアドラー心理学は、とても好きな考え方なのですが
なぜ、この『幸せになる勇気』という本を
これまで手にとってこなかったのか?とふと思い

そして、この本のタイトル斜に構えて見ていたような気がします。

しかし、本当のところは
私自身が、幸せになる勇気、
すなわち、あと一歩踏み出して、無条件に人を愛してみる勇気が
なかったからなのだと思います。

(前作の嫌われる勇気はすぐ買ったのに、笑)

別のアドラー心理学の本にも書いてあったのですが

『もし他の人を敵とみなしているなら
それは自分の力では
抜け出すことができない
罠にすでにはまっているのだ。』

とありました。

アドラー心理学は幼少期の家庭の影響を重視するようで、
それは他者を仲間とは思えない人格が一旦形成されてしまうと
抜け出すことが難しいとのことです。

まさに私にとっては、この世界のもの
目に映る全てのものが敵で
私すらも含めて、世界に私の味方なんて
誰一人、何一ついなかったのです。

本当の意味で誰とも、心を通わせることなんてなかったし
できなかったし、そんな世界を知らなかったのです。

だけど今、私はその世界から抜け出すことができたのだと
はっきりと自覚しているのです。

愛の世界に生きているのだと
思えているのです。

不思議なものですね(笑)

つい、1、2ヶ月前の自分の意識すら
変わりすぎて自分自身で驚いてしまいます。

アドラー心理学では、幸せを感じるには貢献感が必要だと書いてありました。

「私は貢献していると思えるか?」と自分自身にきいてみたことろ、

私はこの風の、
この空の
この緑の
この全ての貢献となっている。

と思える自分がいたのです。

おかしいでしょ?笑

誰に、とか何に、ではなく、

この自然の、この地球、この宇宙の
役に立っている、と思えているのです。
(本当は、風も空も緑の方が私に貢献してくれているのが本当のとこでしょうが、、、笑)

だから、私は幸せを感じるのだな、と。

私が存在していることこそが、
この宇宙の貢献になっているのだと
心から思えてしまうのです。笑
(笑っちゃいますね!笑)

そうすると、あと一歩、人と交わる距離で
私の話をしてみよう、と
会話を心を交わすことに
恐れを感じなくなっているのです。

私は、本当に自分自身のことが心底嫌いでした。
それが当たり前だと思っていたし
自分のことを好きっていう概念がさっぱりわかりませんでした。

そう言っている人をみると
頭が少しばかりおかしいのではないか?とさえ思っていたのです。

私が、人生に酷く思い悩んでいたとき
生きる希望が見出せずにいました。

毎日毎日、朝を迎える度に、絶望を迎え
どうやったらこの世界から消えてなくなれるのか?と
見えもしない神様にお願いしていました。

だけど、この世界に本当に未来はあるのか?

この人生に本当に幸せはあるのか?

幸せとはなんなのか?

それを知ってみたい、と思えた時
その未来があるのか?見てみたい、と思えた時
毎日、毎日悲観するのはやめて
勇気を出して、ちゃんと生きてみようと思いました。

それから2ヶ月後くらいには
起業をしていましたね。

そんな決断をした日から
4年半経ちました。

今、思うと、

そんな未来はあったのだと思えます。

生きてるだけで良かったと思える未来は
ちゃんとここにあった。

わたしは、あの時、
この未来を生きてみたいと思ったんだ。

過去と未来が交差する時間の中で
ちゃんと今を選べた。

毎朝、神様に、この世界から消えて無くなることを
祈り続けた朝から

毎朝、この世界に幸せを感じて
感謝を送る日々に。

窓から見える青い空と
白い雲
揺れる木々たちの彩りが変わり始め

風の囁きや
太陽の眩しさに心を奪われ

今この瞬間こそが幸せであるのだと。

今ね、新たにクライアントさんもお迎えしてね
みんな、心からの幸せを感じて生きることを望んでいるんだな
と改めて思ったのです。

でもね、今がどんな状態でも
過去がどうであろうと、
大丈夫だと思えるのは
私が今、そうであるからなんだ。

人は幸せにしかならないようになっている。

そこに、努力も我慢も頑張りも必要なんてなかった。
愛されることにも条件など必要でなかった。

ただちょっと、
そのままの、少し変わった歪なあなたのそのままを
あなたが許せば、良かっただけなんだ。

幸せになるとは
悩みや問題が全て無くなることでも
不安を感じなくなることでも
お金をたくさん稼げるようになることでも
パートナーができることでも
なんでもない。

自分自身のことを目一杯愛して
この瞬間に全てを感じて、生きること。

全てを感じることを許すこととは

不安も悲しみも、
孤独も怒りも
嫉妬も焦りも、
絶望も

もっともっと感じていい。と自分に感じることを許すこと。

むしろ感じないように、
もがくから
ごまかすから
いつまで経っても
そこから逃れられない。

感じていい。私が寄り添うよ。
感じて大丈夫。私がそばにいるよ。

そうやって私のことを愛していくんだ。

自分のことを愛することは
他人を愛すること

自分のことを愛するとは
宇宙を信頼すること

自分を愛することから
この世界は輝き始める。

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