さゆ

Entertainment/国内から海外まで、地下から地上まで /音楽業界で夢を追いか…

さゆ

Entertainment/国内から海外まで、地下から地上まで /音楽業界で夢を追いかける

最近の記事

韓国と日本のトレンドの生まれ方の違い

仕事柄、韓国出張が多い私が日本の流行/トレンドの生まれ方の大きな違いを3つの点から分析してみます。 ※あくまで個人の意見ですので異論は認めます。 場所性 : 流行場所の単位が街なのか、スポットなのか 「海外の方が日本旅行に来たらどこにいくか?」 その答えはさまざまだが、日本は外国人観光客と在住人が共存した大きなスポットが複数存在している。例えば、渋谷や原宿、銀座などに行けば、外国人観光客も在住人も買い物をしてご飯と食べて写真を撮っている。 だから外国人観光客はどこを旅行し

    • [re:view]INI『THE VIEW』を色んな角度で分析

      今まで書いてこなかったINIを、最新7thシングル『THE VIEW』とあわせてレビューしてみます。なんとなくもがきながら、自分たちのカラーやアイデンティティを見つけて、前に進んでいるような印象を持つ彼らを記しておきたいと思います。(こう見えて、PRODUCE101JAPAN2はリアルタイムで視聴&投票していた私) 『THE VIEW』相変わらずこの事務所は[シングル/アルバム名]=[タイトル曲名]ではないから、言葉が頻出して戸惑う。が今回は『THE VIEW』に紐づいた4

      • 趣味と仕事の境界について_音楽

        とても最近、音楽業界内で転職をした。小さい頃から音楽&エンターテイメント業界で起業することが夢で、世の中を取り巻く問題全てをソフトパワーでポジティブに、平和にしたいと本当に思って決めた目標でもあって、今も変わりがない。 元々ダンス&ボーカルに青春を捧げたことを活かして、新人発掘&育成や、洋楽や韓国周りの音楽制作に携わっていたのが前職まで。とにかく「好きなことを仕事にする」と決めていたので、生まれてこの方「好きなこと」しか仕事にしてない。もちろん嫌いなことはあったけど、好きな

        • THE BOYZが1年ぶりに教えてくれた音楽の可能性

          1年ぶりに「ZENERATION II IN JAPAN」(ぴあアリーナ/大阪城ホール)で再会したTHE BOYZを見て改めて思ったことを、1年前の記事になぞらえて書いてみようと思います。やっぱり彼らは「日本市場におけるKPOPの可能性」があると思うから、私は唱え続けたい。(東京ドームで再会する気満々だった私) この1年間、トリロジー(3部作)でカムバしたり、日本アルバムを出したり、ワールドツアーをしたりした彼らはひと回りふた周りどころではないくらい一段と大人になっていた。

        韓国と日本のトレンドの生まれ方の違い

          旅行先シンガポールと日本を比較(音楽&カルチャー)

          先日シンガポールにひとり旅に行ってインプットできたり肌で感じたりしたことを、日本の文化と比較&照らし合わせながら「音楽」を軸にまとめて記事にしてみようと思います。 *あくまで私の持論ですし、マイノリティよりもマジョリティに重きを置いて書いてます(一意見としてみてくださればです!) (前提 : 1人で3泊5日でシンガポールにステイしていて、夜にストリートスナップ(&ナンパ)された現地の男の子とバーやクラブに行ってみたりしました) MIX CULTUREご存じの通りシンガポー

          旅行先シンガポールと日本を比較(音楽&カルチャー)

          KPOPアイドルがJPOP曲を歌う状況へ持論展開

          最近KPOPアーティストが日本公演や番組で、日本アーティストの楽曲をカバー披露することが増えていることについて自論を展開してみます。 New Jeans ミンジ : Vaundy - 踊り子 New Jeans ヘイン : 竹内まりや - PLASTIC LOVE New Jeans ハニ : 松田聖子 - 青い珊瑚礁 New Jeans ハニ : シーズン・イン・ザ・サン - Tube New Jeans ヘリン : 宇多田ヒカル - Automatic New

          KPOPアイドルがJPOP曲を歌う状況へ持論展開

          NCT DREAMというブランド

          もう先月の話になるけど、NCT DREAMのTHE DREAM SHOW3 東京ドーム公演に入れたのでそのときに感じたことを記録として残しておく。 NCT DREAMのセットアップ NCT DREAMといえば、いくつかの章で構成された典型的な成長型アイドルのフォーマットだと思っていて、(他で近いなと感じるのはSEVENTEENや最近で言うとTWSやNCT WISHような) 最初のデビュー時点で年齢が過度に幼いわけではないのにあえて幼いビジュアルディレクション(イメージや

          NCT DREAMというブランド

          THE BOYZが教えてくれたKPOPの可能性

          カラットでありシズニであり音楽業界で働く私が、友達に連れて行かれた「ZENERATION」というドボイズのツアーで感じた彼らの可能性についてどうしても書いておきたい。(元々曲はほとんど知っているがメンバーは知らないし人数もわかっていなかった予備知識ゼロ) ネガティブ要素がない高平均点 ステージを見ていて特別ダンスや歌のスキルが高い訳ではないのに、なぜだか目を惹いた。分析しながらみると、彼らの中でずば抜けた超才能みたいな目を惹く存在がいるわけではないが、ミスったりスキルが低

          THE BOYZが教えてくれたKPOPの可能性

          [re:view]NCT - The 4th Album'Golden Age'

          まず、このKPOPのこの世代にここまで全員が歌えるチームは本当になくて(それ以降はまだしも同年代も)そのメンバー20人のアイデンティティが最大限に活かされているアルバムだった。 NCTの『ポジション』 多くのKPOPアイドルグループのメンバーは「ボーカル」「ダンス」「ラップ」「ビジュアル」というポジション分けがされている。もちろん全員が一定の水準を満たしていた上で、'特に'という視点で振り分けられているのは承知ではある。 が、NCTの場合は「ビジュアル」「ダンス」はベー

          [re:view]NCT - The 4th Album'Golden Age'

          韓国と日本のドラマ・映画を分析

          韓国と日本のコンテンツの違いに持論を展開してみたいと思った。 今回はドラマや映画などをまとめて分析してみる。 1 複合的な要素の掛け合わせ 韓国のコンテンツはストーリー中に出てくる要素があまりにも多くて、1つ1つの詰めが抜かりなくて隙もない。登場人物1人とっても、しっかりバックストーリーがあってあまりにも細かい描写がある。 ①ファンタジー要素 ・記憶をなくす ・テレパシー能力を持つ ・未来、過去が見える ②非現実的要素 ・生き別れた幼馴染との再会 ・生まれ変わり ・伝

          韓国と日本のドラマ・映画を分析

          「アイドル」とは何か、に持論を展開

          どこをみても「アイドル」という言葉が目に入る昨今だが、そもそも「アイドル」とは何かという話。いつも通っているネイリストさんと「アイドル」の話をしていたけど、彼女はビジュアル系のファンでその方々を「アイドル」と解釈していたから少し話が噛み合わなかったりもした。私的基準を記してぜひ議論したいテーマ。 ※偏見満載なので異論は認めます! 「アイドル(idol)」:偶像、信仰・崇拝の対象 結論から言えば、あなたが「アイドル」だと思ったその人が「アイドル」です。 といいつつも、『

          「アイドル」とは何か、に持論を展開

          [re:view] NETFLIX - 偶然見つけたハル

          NETFLIXのランキングに入る韓国ドラマは何かあるからみんなに受け入れられてランクインしているっていう絶対的な自信があるから、今回は『偶然見つけたハル』を観てみた。2019年にあんなにロウンくんみたいみたい言ってたのに、すっかり忘れてた。 ※ネタバレ!観てない方はみないでね! ラブロマンス×ファンタジーをやりきる潔さ 何の予備知識もなくただ単にこのドラマを観始めて、最初は『花男』という感想。 でも日本のドラマだったらそのまま「セレブ高校生たちの中で起こる貧乏女子と財

          [re:view] NETFLIX - 偶然見つけたハル

          [re:view] NETFLIX - 気象庁の人々

          韓国のドラマがファンタジーすぎたり非現実的だったりして設定がぶっ飛んでいる。その中で、久しぶりに人間味が色濃くて生活に近くて親身に感じるドラマだった気がする。特に今クールのNETFLIXの『気象庁の人々』をはじめ、『二十五、二十一』『39歳』などすごくリアルで共感性の強い作品が多かった印象ある。 タイトルでわかる天気と心情表現まず各話のタイトルが秀悦。 【気象庁の人々】 1. シグナル(Signal) 2. 体感温度 3. 季節の変わり目 4. 視程 5. 局地的大雨 6

          [re:view] NETFLIX - 気象庁の人々

          [re:view] Red Velvet -Feel My Rhythm-

          書きたいから久しぶりにレビューをまとめてみよう。 ここ最近カムバしているアイドルたちとは、また違う次元で生き続けているこの8年目のレドベルがまた新しい姿をみせてくれていて、少し時間が経ったけど残さなきゃと思った。 圧倒的な世界観とストーリーテリングは変化していながらも、初期から徹底されてきたコンセプトワークが光っていた。 ’オールド’に対するリスペクトMVで描かれている絵画、クラシックのオマージュ、伝統などオールドに対するリスペクトが溢れている。Twitterでもたくさ

          [re:view] Red Velvet -Feel My Rhythm-

          [re:view] シンデレラ -Amazon Video-

          おとぎ話は信じない私が、はじめて信じたくなった作品。観た後しばらく余韻から抜け出せなくなった。 アップデートされた現実的なプリンセスの世界小さい頃からディズニープリンセスや童話のキラキラストーリーはどうしても共感できなくて、周りのみんなが「ディズニープリンセスで誰が好き?」という会話で盛り上がる中、私はパワーパフガールズが好きなタイプだった。 何かを得るために何かを失うことなんて考えられなくてどっちも手に入れたい派だったし、白馬で迎えに来る王子なんて見せかけでしかないじゃ

          [re:view] シンデレラ -Amazon Video-

          [re:view] ENHYPEN -FEVER-

          天気や気温、体調、気分によって聴きたい曲は常に変化するけど、季節があっていない時期にリリースされた楽曲もあって。今日は夏が終わって涼しくなりそうな今だからこそ聴くべき楽曲をレビューしたい。 2021年4-5月に発表されたENHYPENのアルバム収録曲である『FEVER』。なんとなく、ENHYPENには季節や天気は存在していないイメージ。だからこそ、「この曲はこの時期に聴くべきだよね!?」とカスタマイズできる万能さはあると思ってる。 ”此処”ではないパラレルで進む彼らだけの

          [re:view] ENHYPEN -FEVER-