鉄瓶と湯呑
昨年の暮に鉄瓶を使い始めた頃、慣れない鉄瓶の扱いで肩の付け根を痛めたが、すっかりコツを掴んだ。
noterタカミハルカさんが、つるは後ろの付け根辺りを持つという的確な助言を下さり、そのとおりにしたら扱いがなんと楽なこと。
つるの真ん中を持ち、2リットル用の鉄瓶に湯をたっぷり入れて持ち上げ背の高いマグに入れるのは、意外と大変だったということだ。知恵を駆使してうまくやっていかないと。
湯を沸かすときは蓋を開けて、沸騰後しばらく沸騰させる。蓋をしないで沸かすから、注ぐときに蓋をしたら蓋のつまみも熱くないのだ。素手で蓋のつまみに手を添えても熱くないのだ。つるを持つのにふきんや鍋つかみを使い、蓋も一緒に押さえながら注ぐと良い感じだ。
そして水は半分までにしておくこと。そうすることで重さも、半減。たくさん入れると沸騰したときに吹きこぼれてしまうので、少なくて良いのだ。
夜シュンシュンとよく沸かしたお湯を魔法瓶に入れておくと、朝は飲みやすい温度になり毎朝満足している。
最近白湯を飲むのに良さげな湯呑を買った。でかけた先で、素敵な器が並んでいるのをみて、ふらっと入った店だった。やちむんで、厚みがあり口当たりも温かみがある。
その店で、我が家は白いツルッとした食器ばかりで味気ないとこぼしたら、店主さんが「それはそれで機能的で良いところですよ。」すっとそんな言葉が出るって素敵だ。
これは良い、これはだめなんてない。個性を大事に。みんな違ってみんないいのだ。人間の世界も器の世界も一緒だね。
みんな違ってみんないいと思ってるつもりが、心からそう思えていないのかしら、とこういう、ふとしたときに気がつくものだ。
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