「ちいさなくらし」 第17号 ── 「0→1」から「1→2」へ
「ちいさなくらし」第17号となりました。積み重ねていくことって大事ですね。少しずつ蓄積されていくと、しみじみと嬉しさを感じます。
今日は二十四節気の大寒。次は立春なので、ここが冬の底ですね。春はもうすぐやってきます。無理をせずに、なんとか冬の底をやりすごしていきましょう。
次のフェーズへ
先日、うたごえ活動のことに取り組みながら「あ、フェーズが移った」と明確に感じる瞬間がありました。
これまで、0を1にしようとあれこれ積み重ねてきたけれど、その段階が終わって次に移行したと感じたのです。
欽ちゃんの仮装大賞で、白い得点盤を積み重ねていきますよね。あれが、16点以上になると、ピッと赤く変わりますよね。その赤く変わる「ピッ」という音を聞いたような感覚でした。
人生の中で何度も味わえる感覚ではないのかもしれません。ただ、その「ピッ」という音を聞いたとしたら、もう次のやり方で進んでいかなくてはならないのだということは理解できました。
実際、日々の中でやることも少しずつ変わってきました。これほど明確にフェーズが移行するとは思いもよらなかったので、とても楽しいです。
更新していなかった期間に、さまざまなことが進展をみせました。ひとつずつ、お知らせしていきたいと思います。
日本橋ソングサロン、満席となりました
先日のこと、日本橋ソングサロンのソングサロン通信第3号で、日程が決まった旨をお知らせいたしました。
日本橋ソングサロンは、リフレッシュの金曜夜の部と、リラックスの土曜昼の部で構成されています。春季は、金曜夜の部が3/7、土曜昼の部が2/15となりました。各回限定5名様での開催です。
正式に情報公開する前に、ご興味をお持ちくださった方がお声がけくださって、2/15の土曜昼の部は満席となりました。誠にありがとうございます。
また、3/7の金曜夜の部もいまご検討くださっている方からお返事をいただけましたら、満席となる状況です。なので、こちらも受付を締め切りたいと思います。ご興味・ご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
日本橋ソングサロン、次回は夏季に開催予定です。どうぞお楽しみに。
八千代台でのあらたな取り組み
日本橋ソングサロンが育ち始めた一方で、千葉県八千代台でのあらたな取り組みも始まっています。ちいさな平和を町の皆様と育てていきたいと願う、新しいプロジェクトです。
2023年に、原爆句集『広島』を底本とした朗読モノオペラ「つなぐ」を広島・神戸・東京の三都市で上演したことがありました。作品にこめられた被爆者の方々の思いは、今を生きる多くの方々の心に訴えかけるとともに、メディアも広く動いてくださいました。
この「つなぐ」を制作するにあたって、昭和20年当時、広島で16歳の女学生でいらした俳人・伊達みえ子さんのお話を聞く機会がありました。「つなぐ」でも、みえ子さんの俳句に音楽をつけて歌わせていただきました。
その伊達みえ子さんの姪御さんにあたるピアニスト・高木しおりさんとのご縁がつながりました。しおりさんは、八千代台でショパンルーム・ショパンサロンという音楽サロン・音楽ホールを運営なさっておいでです。
そして今年の「つなぐ」の再演にあたって、しおりさんがご厚意でショパンサロンを使わせてくださることとなりました。
これから長い時間をかけて、八千代台に根差していきたい。そう考えるようになり、ショパンルームをホームとして、人生の先輩世代のために、健康増進も兼ねたうたごえ広場を育てていくことも決めました。
今年度は動かせませんが、いずれはファミリー世代のためのこども音楽サロンも育てていきたいと願っています。また、そのために保育士の資格も来年度以降に取得しようと考えています。
八千代台のみなさまとのご縁も、少しずつ深めていきたいと願っております。なにとぞ、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
駒込・巣鴨での演奏活動も
駒込・巣鴨での演奏活動も少しずつ広がりを見せています。
駒込のソフィアザール・サロンでは、1・5・6・10月の演奏予定が決まっています。
1月と5月のフライヤーです。5月は駒込在住の音楽家が集う会となりました。合わせが始まっていますが、とても楽しいです。
巣鴨では、カフェ・ポート・グラスゴーで4/19にカヴァーライブをさせていただくことになりました。
歌謡曲・洋楽・J-POP・クラシックなど、ジャンルを超えた懐かしい曲のカヴァーをお届けしてまいります。別途ご注文のお飲み物とともにお楽しみください。
グラスゴーの関根さんもとても素敵な方ですので、ぜひ会いにいらしてください。
ゆっくりと丁寧に
さまざまなことが進み始めていますが、一日に進めているのはほんの少しずつ。
まだお布団がお友達なので、無理をせずに進めています。
ただ、こうして音楽のことを考えられる毎日は幸せですね。ありがたいことです。
昨年までの、たたくドアがすべて閉ざされた感覚をよく覚えているからこそ、いまスムーズに動き始めた流れに深く感謝しています。不思議にも思いますが、自分にとっての本分を生き始めたからこそ、このようにスムーズに流れ始めたのかもしれませんね。
ゆっくりと、ひとつずつ、丁寧に進めていきたいと願います。
「1→2」の旅も、楽しいものになりますように。
それでは、また。今日もどうぞ実り豊かな一日をお過ごしくださいね。