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「ちいさなくらし」第13号 ── 春に向けて準備中


 「ちいさなくらし」、第13号となりました。年内、あともう一回は書けるかな?と思いながらの更新です。

 気付いたら、もうすぐクリスマス。早いですね。今日は年賀状を少しずつ書いています。年末の大仕事、無事に終わりますように。




12/24クリスマスディナーコンサート、満席となりました


 巣鴨のお洒落なヌーベルシノワ、シノワ エトワール ヴェリテさんでのクリスマスディナーコンサート。おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを承っております。

 大好きなエトヴェリさんでのコンサートとあって、気合いも入っています。とっても素敵なお店なんですよ。

 シェフの星 久人さんは、銀座アスター本店で料理長を長年つとめられた方。作るお料理はどれも洗練されていて、深い味わいです。

 こちらは、ディナーで人気の前菜盛り合わせ。紹興酒に漬け込んだ酔っぱらい海老や、葱油で和えた花くらげなど、とても繊細な味わいです。私は特に、この花くらげが大好きで、大好きで……。今度お店にお伺いした時には、花くらげ単品とシェフ特製のレモンサワーで一杯やろうと楽しみにしています。

 こちらは、黒酢酢豚。お肉が赤ちゃんの拳ほどの大きさなのですが、柔らかく煮込まれたものを揚げているので、めちゃくちゃジューシーなんです。八角の香りがきいていて、黒酢の餡とからまると、背骨に沿って電流がびりびりと走るくらいの美味しさです。

 牛肉のおこげは、癖になる味わい。青唐辛子と山椒がアクセントとなった牛肉と野菜の炒め物が、かりかりのおこげにじゅわあっと広がると……もう……。とろみのついた炒め物はぐつぐつと煮え立ち、おこげに染み込んでいきます。大好きな〆の一品です。

 こんなお料理を作られる星さんが、12/24には腕に縒りをかけてディナーコースを作ってくださいます。私も食べたい……!!

 コースの合間、皆様方には星さんのお食事とご一緒に、歌をお愉しみいただきます。エトヴェリさんの雰囲気と、星さんのお料理をイメージしながら、無伴奏でも映える曲目を選びました。三部構成で、お愉しみいただければと願っております。

 おもてなしをしてくださるのは、オーナーの和田真実さん。細やかなお心遣いが魅力の、素敵な女性です。

 和田さんのおもてなしは、とても深くお客様を見つめていらっしゃるのがわかります。先日、夫とお伺いした時には、夫がお酒に弱いと話したことを覚えてくださっていて、二杯目のレモンサワーを頼んだ彼にさりげなくお水を差し出してくださいました。本当にありがとうございます。

 星さんとも、和田さんとも、この一年でご縁が深まりました。そして、こうしてコンサートを開催させていただけることになって、なんだか胸がいっぱいです。みんな年代が近いので、文化祭のように準備してこられたのも、とても楽しく幸せな時間でした。

 皆様方にお喜びいただけますよう、私も思いっきり楽しみます! 素敵なクリスマスイヴになりますように。



同年代うたごえサロンに向けて──日本橋・東京音楽堂さんの見学


 先週は同年代うたごえサロンの開催に向けて、日本橋の東京音楽堂さんを見学させていただきました。

 日本橋三越やコレド室町から、歩いて5分ほどの東京音楽堂さん。地下には40名ほどの響きのよいホールがあり、6階には陽射しに包まれたサロンが広がっています。

 ホールのピアノは、スタインウェイの1910年モデル。きらきらで華やかな音色です。歌声との相性も良く、細やかな表現も非常に映えます。愛情深く、丁寧に手入れされているのが、よくわかります。

 サロンのピアノは、シゲルカワイ。こちらは優しく、穏やかな音色です。サロンの落ち着いた雰囲気とも相性が非常に良く、とても気に入りました。

 サロンの中には冷蔵庫やレンジ、ミニキッチンもあって、飲み物や簡単な食事を準備することも出来ます。近くの三越やコレド室町で、いろいろなものを揃えられそうなので、それも楽しみです。

 ご案内くださった、東京音楽堂の大滝さんとは同い年という共通点もあって、様々なお話が盛り上がりました。うたごえサロンについてのアドバイスも多くいただけたので、年末年始で練っていきたいです。

 東京音楽堂さんについては、こちらのWebサイトもご覧になっていただければ幸いです。



春に向けて、少しずつ


 うたごえサロンについては、同世代の友人たちに多く相談に乗っていただいています。いろんなアドバイスをいただいて、少しずつ頭の中でパン生地のようにふんわりと発酵し始めています。

 他にも様々な音楽の仕事のお話が動き始めていて、思いもよらなかった方向に2025年が育ち始めています。この流れを楽しみながら、波乗りしていきたいです。

 これまで、私は頭で考えることがいつもせっかちで、現実が思考の速度に追いついていかないことが多くありました。それを認識した上で、思考の速度をあえて遅くしたり、深い思考の頻度を少なくしてみたら、普通よりもちょっと早いくらいに落ち着いて来たような気がしています。ようやく、現実にうまい具合に着地し始められたようにも思います。

 人生との仲直りを少しずつ深められてきたのかもしれません。とても嬉しい限りです。


流れに委ねて


 これまで様々なことをコントロールしようとしすぎてきたのかもしれません。けれど、2025年は余分な力を脱いて、大きな流れに委ねていきたいと思います。

 音楽も、小説も変わっていきそうです。本番が控えていると、小説を書けなくなることもわかってきました。自分の中のふたつのモードを意識的に分けていければいいのですが、それは2025年の課題のひとつかもしれません。ゆっくり取り組んでいきたいです。

 2024年は12月になって、生きる気力をようやく取り戻すことができました。育ち始めたこの気力を種に、2025年をいい年にしていきたいです。


 それでは、また。素敵なクリスマスをお迎えくださいね。






 

 




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