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運命の人(スピッツ)の最初の歌詞だけについて長々と考えました
運命の人、僕が一番好きな曲です。
なにより一番最初の歌詞が好きです。
「バスの揺れ方で人生の意味がわかった日曜日」
僕にとって人生という言葉は、壮大で深くて辛くて・・
小学生の頃に聞いた僕は「そんなもんなのか、もっとドラマチックな時に思わないなかな」って思いました。
恋人にプロポーズしたとき。
優勝したとき。
子どもがうまれたとき。
人が死んだとき。
でも、大人なって仕事をすると変わり映えのない毎日、人生の意味すら考える隙もない。ドラマになる場面なんてなく、深夜5分ドラマにもならない。
草野さんが何を思って書いたか、これを読んでる人がどう感じるかはわからないけど考えました。
日曜のバスにはいろんな人が乗っている。
子ども連れの夫婦や老夫婦、若いカップル、日曜でも仕事でスーツの人。
そんな風景とバスが行く道を眺めながら、なんとなくいろんな人たちと同じような道と生活圏のなかで過ごしていく人生で、その中に自分がいる。構成員になっていることが意味だと捉えた。のかも。
案外、気づくのはいつも笑ってる顔を見てるはずの好きな人の顔を見た時かもしれません。
なんとなく。
それは、全然ドラマチックじゃない。
ぼんやり輪郭見えるような気づきだと思う。
でも、この気づきは押し付けじゃないところが好きです。
人生の意味に気づく瞬間ってこんなんでもいいんだよって言われてるようなそんな語りかけと思いました。
僕がスピッツが好きなところが詰まった一文だと思っています。
「気合いを入れろ!頑張れって!」っていわれるより「とりあえず、深呼吸してみよっか?」っていわれてるような。
長くなってしまったので、この後の歌詞と話はまた今度書こうと思います。
興味が湧いて聞いてもらえたらうれしいです。