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現代で、障害者は、オンラインでつながることができているのか?
お久しぶりです。お元気でしょうか。
基本人と合わない毎日が続いているからか、味覚も嗅覚も正常、平熱、もりもりご飯を食べている日々です。(こんな状況なので基本的にはお打ち合わせなどはオンラインでお願いしています。ご理解ください。)
今、私が日々会う人は夫と、プラス・ハンディキャップの佐々木さんだけという感じで徹底しています。佐々木さんと会う理由はいろいろなので、それはまた追って。
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佐々木さんと日々打ち合わせを重ねている中で、
「Zoom飲みとか流行ってるけど、障害のある人って使えるのかね」
「ライブ配信とかで投げ銭とかしたいと思ってもできる障害者ってどれくらいいるんだろか」
みたいな話をしています。
実際にその観点でツイートしまくっている最近のわたし。
この状況下で学びの環境づくりの価値観が一気に変わってきているけど、学びの環境が変わったら、その環境にすぐ適応できない誰かが置いてかれるって想像を忘れちゃいけない。
— 山田小百合 / Collable (@salily1214) April 7, 2020
スピード感はもちろん大事だけど、スピード感をいいわけにしないで色んな立場の人を包摂する意思だけでも忘れずにいたい。
なんとなく新型コロナでやいのやいのニュースが出てきたからか、インクルーシブデザインや類似領域の面白い記事が出てこなくなった気がする。
— 山田小百合 / Collable (@salily1214) April 21, 2020
多分だけど「それどころじゃない」ということなんだろうなあって感じてる。そしてその人たちが今の危機的な状況の支援から漏れてるのかもなあと思う。
コロナの影響でオンライン環境での活動が流行り、なんならZoom飲みとか当たり前みたいになってきたけど、結局リテラシーと環境がある人しかアクセスできないんだよなあと思っていて、となるとリアルな場に行くか、アクセスするために物理的に移動するしかないし、どうなるんだろうと日々考えてる。
— 山田小百合 / Collable (@salily1214) April 23, 2020
いやいや、ツールあるじゃないですか、という人はまあいると思うんですよ。わかります。
それこそ東京都障害者IT地域支援センターが公表している支援ソフト一覧とかはまさしくその話だと思うし、これはこれで大事。
ただ、支援ツールの話ばかりが議論されがちだなと思っていて。
例えば企業に務めている視覚障害のある社員さんで、在宅勤務に切り替えたあと、打ち合わせをオンラインで、ってやるときにZoom使うってなったら使いやすかったりするのかな、とか。
ある意味Zoomで人の顔が一覧できたりとか、画面共有ができたりするとかの機能って必要ない人が多い気がするんですよね。だったら電話で十分って話だし。
でも、多くの人はZoom便利だし、Zoom使いたい!って思うだろうし、Zoomじゃない新しいツールも試してみて、いろんな状況に備えたいという人もいると思う。
とすると、ますます「新しいツールで試行錯誤する必要がこれまでなかった人」はますますおいていかれるのでは、と思っています。
また、家にいる時間ができて、YouTubeなどでもライブ配信できるようになって、スパチャとか投げ銭を入れるのが当たり前になってきているけど、そういうオンライン決済や、いざお金を支払いたいというときにおいて、使えてなくて諦めてる人がいたりするのでは?とか思ってもいます。
「いや別にそこまでかんがえる必要あります?」といわれるかもしれない。確かに見るだけでいい人であれば、ライブ配信系サービスにさえアクセスできれば楽しめるし。
でも、私が言いたいのはライブ配信の投げ銭の仕組み以前に、オンライン決裁みんなできるかな、できない人ってこれからどうしちゃうのかな?という観点です。
実際、インクルーシブデザインの取り組みで、リードユーザー役の方に謝礼をお支払いするとき、視覚障害のある方に限った話ですが「現金払いだと助かる」と言われることが多々あるので、謝礼は直接ご本人にお渡しすることにしています。
その理由を昔当事者の方に聞いてみたのですが、「そもそもなるべくATMを使いたくないから」というのが大きな理由でした。
ATMを使っているときに、誰かに悪いことをされているかもしれなくても、見られない(なんならATMが使えないという人もいました)。操作が複雑ならなおさらそれだけでストレスになる。だからこそ、対面が信頼できるとのことでした。
もちろん、全然ネットバンキング使いこなしてるんで余裕ですわ、オンライン決済とかバンバンやってます、という視覚障害の方もいるかもしれません。
ただ、これだけ決済ツールが多くなってきているからこそ、「複数あるツールを使いこなす」ことが非常にストレスになってきているのではという気がします。あくまで予想ですが。
様々なツールを使いこなす前提として、ある程度自分でヘルプページを見て試行錯誤できたり、画面を見ながら人にやり方を教わったりして環境設計ができる、ということが重要になってくるように思います。
・画面を見ることができる
・画面を見ながら人の声を聞いて理解することができる
そういう前提の環境をつくりにくい人は、ますます「使いたくない」「使ったことがないので使えない」となってしまって、社会との接点が狭まっていく可能性があるように思っています。
ちなみに、前にnana.musicを使いこなしている、視覚障害のある同世代の友人の話を書いたけど、たまにこういうこともあるので、どういうふうに彼らが使いこなしツールを増やしているのかは気になっているところ。
🐼
オンラインツールをどう使うのか、付随してお金の扱いもどうなるのか、個人的にはすごく興味があり、課題があればなんとかしたいし、サポートできるアイデアや方法があれば、生み出してみたいと思う今日このごろです。
結局、多様な人と関係を作れるようになるには、前提となる環境が必要で、そこを整える人が絶対的に必要になるのだろうなということを、ここ数ヶ月真剣に考えております。
当事者の方、ぜひあなたが遭遇している、オンライン環境の現状を教えて下さい!
当事者の近くにいる方、ぜひ「近くの人がどういう考えでツールを使ったり使ってなかったりしているのか」とか、どんな工夫をしているのか、困っていそうか、とか、ぜひ教えて下さい!
という、最近の私の関心事でした。
日々Twitterでは息してます
チャムスとモンキーマジックコラボ、かっこいいなー。
— 山田小百合 / Collable (@salily1214) April 23, 2020
当事者の人がこれどれくらい買うんだろうというのはここ1年くらいずっと気になってる。
ユニバーサルな社会へ!「CHUMS」サポートグッズ2020モデルが登場 - STRAIGHT PRESS[ストレートプレス] https://t.co/SoaXMAm6Og
チャムスとモンキーマジックコラボ、かっこいいなー。
— 山田小百合 / Collable (@salily1214) April 23, 2020
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最近夫婦で週次のラジオをはじめました。
一昨日撮ろうと思ってたやつを昨日撮って今日公開しました!
— 山田小百合 / Collable (@salily1214) April 21, 2020
エンタメ皆無の夫 @KurosawaTomoki がなんでテラスハウス見てるのかわかりました
🐼#6 YouTuberのセカンドキャリアとテラスハウスの話 on https://t.co/lm9w0oZK0v https://t.co/e1wOm69wv7
一昨日撮ろうと思ってたやつを昨日撮って今日公開しました!
— 山田小百合 / Collable (@salily1214) April 21, 2020
エンタメ皆無の夫 @KurosawaTomoki がなんでテラスハウス見てるのかわかりました
🐼#6 YouTuberのセカンドキャリアとテラスハウスの話 on https://t.co/lm9w0oZK0v https://t.co/e1wOm69wv7
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