山上徹也被告が信じた鈴木エイト氏の陰謀論「安倍元総理は第2次安倍政権以降、統一教会に接近し両者はズブズブの関係になった」
そのエイト氏の陰謀論ストーリーはこのようなもの↓です。
でも、しかし…このエイト氏の陰謀論ストーリー、破綻しているんですよね。
当サイトで検証してきたように、虚偽と確定しているとこだけをピックアップしても
●2016年の勝共ユナイトの結成・活動は安倍元総理や官邸の意向ではない
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●教団会長と総会長夫人が官邸に招待された事実はない
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●教団名変更に安倍元総理や下村大臣(当時)が圧力をかけた事実はない
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●自民党は公明党や共産党と違い、党本部の命令・指示で議員をイベント等に ″派遣″ することはない
エイト氏は自民党の国会議員が統一教会や統一教会の政治団体・ボランティア団体のイベント等に出席するのは、自民党本部の命令、早く言えば安倍元総理や菅義偉元官房長官の命令、指示で出席していたと思っているのです。
公明党や共産党は、エイト氏が思うような党本部の命令 ″派遣″ によって議員がイベント等に出席しますが、自民党はそうではありません。
自民党議員はいわば一個人事業主のような者で、地元の支援者、支援団体との付き合いから政治家各個人が判断しているのです。ここがエイト氏が分かっていないところです。
エイト氏は、自民党も公明党や共産党と同じだと思っていたのでしょうね…。ジャーナリストを自称するには些かお粗末な知識としか思えません。
「安倍元総理と統一教会はズブズブ」ストーリーを構成する土台となる重要な根拠なのに、これだけの虚偽・誤りがあります。
ちなみに何故、エイト氏が安倍元総理が統一教会に接近したのを第2次安倍政権以降としたのか?についてはこちら↓の考察をお読みください。
山上徹也被告を信じ込ませた鈴木エイト氏のストーリーが事実に即さない以上、エイトの「安倍元総理と統一教会はズブズブ」というストーリーは成り立ちません。
そして、そのエイト氏の虚偽の妄想ストーリーを信じて安倍元総理をターゲットにした山上被告は間違っている、という結論になります。
鈴木エイト氏の誤情報、陰謀論を信じて安倍元総理を襲撃した山上徹也被告。山上被告の ″思い込み″ でも ″勘違い″ でもなく、エイト氏の ″思い込み″ や ″勘違い″ なのです。
襲撃事件から1年8ヶ月経っても、いまだに「安倍元総理と統一教会のズブズブな関係」を明確な根拠も以て示さない鈴木エイト氏ですが、エイト氏は虚偽の陰謀論を繰り広げ、統一教会に恨みを持つ山上徹也被告の増悪感情を煽り、勘違いさせ凶行に走らせた責任、関係のない安倍元総理の命が奪われた責任についてどう落とし前をつけるつもりなのでしょうね?