「生理のときなに食べたい?」イベントレポート読みやすい版
みなさんこんにちは。SAYRINGのはっせです!(真ん中のおかっぱ)
先日投稿したイベントレポート、長いわ!とツッコミを受けたのでショート版にまとめたものをお届けします😋
前回読むのを挫折させてしまった人もぜひご一読あれ!📖
DMオモテウラ。
この突飛なタイトルのイベント、「生理のときなに食べたい?」とは、ズバリ
生理のときに食べるとイイね!なごはんを食べながら、生理についてせきららに語らおう。
という食事会イベントです。
事の発端は、SAYRING3人とも生理が重いということ。
重いというのは、お腹が痛くなりやすかったり、眠気がすごかったり・・・月経前症候群とも言いますが、人によって様々な症状があります。時には薬を飲んだって抗いようがないほどつらい。
つらいけど人には言いづらい。周りには生理痛が軽い人もいるし、我慢しなきゃならない空気がある。その宿命のようなものに、疑問を持ちました。
「生理(月経)」って触れづらいワードに感じるかもしれませんが、そもそも女性には当たり前の生理現象です。
今まで触れなかったから知らなかったこと。人には聞けなかったことなどの生理にまつわる色々を、むしろ共有してみたい人って多いんじゃないだろうか?
SAYRINGは、そういう話を気負いせずにできる空間を作りたい、と思いました。そのために考えたのが、
「生理ごはん」です。👩🏻🍳
↑サーモンクリームとほうれん草のキッシュパイ&ビーツソースのポークステーキ。おしゃれそうな見た目と名前だけど食材はシンプル🥧
生理ごはんとは、生理のときに食べるとよい成分がつまった食材を使ったお料理。
どんな風によいのか、ちょっとした栄養分の話を聞きながら生理ごはんを食べることをとっかかりにして、生理について話し合うのはどうだろう?と考えたのです。
私たち3人はまったく健康オタクとかではありませんが、食べ物を調べているうちに、普段何気なく食べている食材が生理のときにいい働きをしていることを知りました。
そう知ったあとの生理は、なんだか劇的に軽く感じたり・・・!😳
そんなふうに普段の生活の中で少し意識するだけで、自分の今までの生理への負の感情、なんなら生理観を変えられちゃうことを、たくさんの人に気づいてもらいたくなったのです。
そこで、岐阜県大垣市にある南原食堂さんにご協力いただきレシピを考えることに。
南原食堂さんと考えたレシピは、誰でも作れるように、できるだけ身近な食材で、簡単にできるもの。今後動画などのメディアで公開する予定です!お楽しみに!🎥
またイベントのスケジュールを立てるにあたり、同じく岐阜県大垣市にある「ちょいみせキッチン」の平塚さんにアドバイスをいただきました。ちょいみせは台所付きのイベントスペースの貸し出しをしています。
こうして、
食事をきっかけに生理について話し合う
ことを土台にイベントを行なうことになりました。
*
さてさていよいよ当日です!
こちらがタイムスケジュール🗓
オープニング
集まってくれたのは男女年齢も幅広い11名の方々。
(左からぎっしー、てけけれ、はっせ)
まずはSAYRING3人並んでご挨拶。
司会進行はてけけれ。関西出身で和み系のなまりがあります。
そもそもこの奇妙なタイトルの会、集まってくれた人たちも一体何をするのかさせられるのか…?!という気持ちがあることと思うので、私たちは怪しいものじゃありませんよ。という自己紹介をしました。レシピ本(または動画)も作ります!としっかり宣言。
アンケートタイム
お次は、参加者にアンケートを書いてもらう時間。生理についてどう感じているのか?意識調査として男女別のアンケートに答えてもらいました。
↓こんな質問
アンケート結果をみてみると、
【どうしてこのイベントに興味を持ったのか?】
には、女性は
生理痛と量が多いけど他の人との基準がわからないから聞いてみたかったから
学生時代は保健体育の授業中寝ていて真面目に受けていなくて知識が浅いので。
など「生理についての具体的な知識」を求めて参加した人が多くありました。
男性は、
今までオープンに話す機会がなかったので
女性の考え方を知りたくて
など「生理について話してみたい」というのが多かったです。
あとは【このイベントに期待すること】について、女性はやはり知識欲が主でしたが、男性は
理解すればするほど(パートナーに)怒られますので、どうしたらいいか教えてください。
という悲痛な叫びもありました(笑)。
理解すればするほど・・・推測ですが、「ああ痛いんだよね、わかるわかる」って生理中の相手に言ったら「お前にこの痛みの何がわかる!お前に私を救えるか!(もの◯け姫)」と逆鱗に触れた、というようなところでしょうか。
そんな風に、生理が来る女性への接し方、解決策が知りたい、という意見がほとんどでした。
ミニゲーム
アンケートのあとは、アイスブレイクも兼ねて生理の三択クイズ。
挙手制で回答してもらい、正解するごとに「卵子コイン」を手元にゲット!最終的に卵子コインが一番多かった人が優勝です。
肝心のクイズの内容、出題したのは5問。その中でも特にどよめきが大きかったものを紹介!
1.ケニア🇰🇪
2.ドイツ🇩🇪
3.アメリカ🇺🇸
この問題、みなさんわかりますか?
正解は、1.ケニア🇰🇪
ケニアは2004年に世界で初めてタンポン税(タンポンやその他の生理用品が付加価値税の対象であるという事実に注意を喚起するために使用される一般的な用語by Wikipedia。要は生理用品にかかる税の通称です)を0%にした国です。
クイズはなかなかに盛り上がりました。
優勝・準優勝者には生理用品とハーブティー2種という、ちょっとした景品をプレゼント☕️
緊張がほぐれたところで、一人ずつ自己紹介タイム💁🏻♂️
自分の名前(ニックネームでも)と、「生理のとき食べたいもの」、または「体調の悪いときに食べたいもの」を一言ずつ紹介してもらいました。
生理のとき食べたいものは、だしのきいたうどん🍲や、サンラータンなど。あっさりとした食べ物が多く、体調の悪いときに食べたいものにはピータンなどの珍味系も挙がりましたよ。
生理ごはん
お待ちかねの食事タイム🍽用意したメニューはこちら!
今回食事には「血の巡りをよくしよう!」というテーマを掲げました。
このメニューは、なにがどうなって血の巡りを良くしてくれるのか?
食材にはいろいろな栄養分があるけれど、共通のポイントを押さえて伝えれば参加者も覚えやすいかもしれない。ちょっとした栄養分の説明を聞いてもらいながらの食事です。
お料理と共に、栄養分の情報を詳しくまとめたポップも配りました。
メニューをひとつ紹介しましょう。
こちらはシェンドゥンジャン。台湾風豆乳スープです。台湾の朝食では定番だそう。血の巡りをよくするポイントは豆乳が血中コレステロールを減らすということ🌿
醤油と酢と豆乳をまぜまぜしてレンチンするだけのとても時短なレシピです。これだけでも食欲のない日などおいしく豆乳をいただけちゃいます🥛
参加者には、レバーペーストを気に入りチョコクリームのようにスプーンですくって食べ続ける人などもいて、終わりのアンケートでも「ごはんがおいしかった!」という声を多くいただきました。南原食堂さんご協力いただき本当にありがとうございます!!
中にはこれって何がいいんですか?と積極的に質問をしてくれる人も。「へえ〜」という声も聞こえたりして、少し知見を広める食事タイムになったようです。
テーマトーク
ミニゲーム、食事を経て、だいぶ温まり和やかになった場内。
ここでこのイベントの裏ボス?本当の目的である、生理について語り合う時間がやって参りました。
会話のきっかけにするのは、イベント名でもある「生理のときなに食べたい?」について。
全テーブル、もう話しやすい雰囲気になっていたみたいです。みなさんおのおので話題に食いついた!
会話の内容は本当に様々です。
自分の職場では生理について言える雰囲気ではない・・・という話をしたり、生理中の痛みの例えに共感したり。
例えばてけけれは生理のときの下半身の違和感を、「お尻の穴からドジョウを入れられ続ける感じ」と表現します。それを同じ職場の男性社員に話したとき、「あ〜それは痛い!!痛いわ〜」と想像して悶絶していました。女性でも男性でも、痛みを共有できるとめちゃくちゃ盛り上がる。
「生理も思春期もホルモンバランスの乱れによるものだよね。生理中のイライラって、例えるなら反抗期のささくれ立った気持ちじゃない?」という話をしたり。
また、
「知識があれば話もわかるし、察せるようになる。少なくともこういう話をする場があれば、次からそういうことに気づけるようになる」
という力強い男性の言葉もありました。
やっぱり必要なのは「知る」ということ。
それはきっと生理をオープンにするしないの議論以前にするべきことなんでしょうね。
共感はできなくても知ることができればいい方向にいくのでは、とみなさんも感じているようでした。
こうしてイベントは終了🌆
テーマトークの熱はなかなか衰えることなく、予定時間を過ぎても話し合いを続けるテーブルもありました。
帰り際には生理グッズ紹介コーナーなどに立ち寄ってもらいつつ、感想をいただきつつ。
こういう機会をもっと世の異性に与えるべき!という意見や、もっと話を共有したかったという意見をくれる人も。
どんなイベントか分からずに来てもらった人が多かったため、来たときは硬い表情だった方も、「よかった!」と笑顔を残してくれました。
*
まとめ
さて、全体を振り返って・・・
想像していたより、いいイベントになりました^^
「生理」というものについては本当にたくさんの意見があって、オープンにしたいか否か、女性自身の気持ちも様々なので議論にも終わりがありません。
でも多くの人が共感することについて触れられる、話し合える場があることはやっぱり大事なんだと感じました。
めくるめく第二回に向けて、もっとこうしたい!ってのがたくさん出てきてます。
次はもっといい会にしますよ!
これからのSAYRINGに乞うご期待。
読んでいただきありがとうございました^^
よければ @_SAYRING_ フォローよろしくお願いいたします👍🏻
ちゃお!
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