「笑える~こわい話」第40号
メルマガ 2015年 2月25日
笑える~こわい話 第40号 発行 アメージュ
ブログでは語れない真実をお届けするメールマガジンです。
目 次
(1)紗依のここだけの話「泥棒」
(2)編集後記
紗依のここだけの話 第40回「泥棒」
あれはもうかなり前のこと……。
私は元夫と子供を連れ自分の実家に帰った。当時は、よく私の実家で飲んだり騒いだりと毎週末はよく集まっていた。
ある時、姉夫婦と姪、私の元夫と息子、そして両親と弟とみんなで集まり話していると姉が急に妙なことを言い出した。
「今朝ね、実家に泥棒が入る夢をみたわ」
「え~」と言いながらも、姉がこんなことを言い出すのは初めてだったので、ちょっと気にとめていた。
その後、みんなで楽しく遊んでその日はお開きすることになった。
「じゃあね、またね~」と姉たちが帰り、
「じゃ、私たちも……」と車に乗って走らせ少しすると白い乗用車
が見慣れないところに止まってるのに気付いた。
「こんな夜中に女が2人、なにやってるんだろ?」
すれちがいとおり過ぎようとしたとき、
(あれ? どこかで見たような気がする)と、思った。
(すれちがいざまだったからハッキリは見えなかったけど、知っている人のような気がする。気のせいかな?)
そんなことを思いながら家へと帰ったのだが、家にそろそろ着きそうという時に忘れ物に気づいた。元夫に言って急遽戻る。
数分後実家に着いてチャイムを鳴らす。
「ごめん、ごめん。忘れ物した」家に入ると母が呆然と居間に座ってた。
「何やっているの?」
「い、今、泥棒が入ったの……」
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