見返りを求めない愛
3.4月と私にかかっていた靄は殆ど晴れてきた。
恋をしていたなぁ。
あぁ、恋をしていたんだなぁと、
正気を取り戻した自分が、傷ついてる自分をそっと励ます。
過去のTwitterやnoteでの彼への投稿を見ると、恥ずかしくてハゲそうで、全部消したくなったが、これはこれで一興だな。残すことにした。
あんなにも大好きな人はもう現れないだろう。
現れないというか、自分が自分に許さないだろう。あんなにバカみたいに人を好きになることはもうしない。二度としない。
見返りを求めず、無条件で家族以外の誰かを愛するなんて無謀過ぎた。まんまと彼のいいようにされてしまったんだなぁと、振り返ると実に思う。
もっと私を見てほしい
もっと連絡してほしい
私の話を聞いてほしい
私が今何を考えているのか知ってほしい
会いたいって言ってほしい
全部我慢した。
私が何か不満を言うと、
彼はいつも、俺は君を不幸にするから一緒にいない方がいいと言って離れようとした。
だから。
あなたが一緒にいてくれるだけで、私は幸せなんだよ、私は何も求めてないよって、
私は強い女を演じた。
我慢するしかなかったんだよ。
ほんとうにつらかった。
だからこれでいいんだ。
離れることができて、ある意味ラッキーなのかもしれない。最近ようやくそう考えるようになってきた。
急に連絡が減って、返事がまともに来なくなって、それは彼に起こった大きな出来事のせいなのかもしれないけれど、
でもきっと、同時に私のことも要らなくなったのだろう。そして、もともと大事でもなかったのだ。
俺といたら不幸にさせてしまう
って言うのではなくて、
俺といて少しでも幸せにしたい
って言ってほしかった。
それがきっと、私はずっと悲しかったんだよ。
気がつけてよかった。
見返りを求めない愛なんて。そんなの嘘だよ。
好きな人に私を見てほしいと願うのは
当たり前のことだ。
それは、私自身が粗末にしてはいけないことだったんだ。
文章を書くことをどうにかして夢に繋げられたらなと思っているのです。 頑張ります!