[小児科医ママが解説] おうちで健診:3~4ヶ月健診の色々、まとめました。
「教えて!ドクター プロジェクト」の「乳幼児健診を知ろう!」にそって、解説させていただいている「おうちで健診」シリーズ。
記事がたまってきたこともあり、1歳半健診・3歳時健診については、まとめとして掲載しました。
・・・ということで、今までの3~4ヶ月健診、6~8ヶ月健診、9~12ヶ月健診についても、まとめの記事をupすることにしました!
今回は3~4ヶ月健診です。
なお、すべての月齢・年齢の記事に共通した、主な参考文献は以下です。
ポイント① 体重が増えているか?
とくに生まれてから~生後半年の間は、ぐんぐん体重が増える時期。
まだ口にするのも母乳やミルクだけですし、ちょっと飲まなかっただけでも、体重や成長に影響がないかな?!と不安になりますよね。
教えて!ドクターのフライヤーでも、たしかに体重の目安は書いてありますし、間違いではありません。
ただし、実は1日あたり○g増えていればOK!という基準は、意外と決まったものがないこと。
成長曲線を2本横切ってしまうくらいの、体重の伸び悩みには注意が必要なこと。(逆にそれ以外は、一時的な伸び悩みで、詳しい・急いだ検査は必要ない場合がほとんどであること。)
こういったことを、過去noteに書いております。
ぜひ参考になれば幸いです。
ポイント② 首がすわっているか?
3~4ヶ月といえば、そろそろ首が座ってくるころ。
そんな疑問に、過去noteでお答えしています。
ポイント③ 目を合わせることができるか、目で物を追うことができるか?
新生児(~生後1ヶ月)とくらべると、少しずつ起きている時間が増えてきたな~という時期。
ちょっとした目の動きも、小さい赤ちゃんと一日中一緒にいると、気になってきますよね。
赤ちゃんの視力や、物を追う能力なども、過去noteで解説させていただいています。
また、赤ちゃんと目が合わない気がするんですけど、大丈夫ですか?というご質問も、実はよくいただきます。
実は、赤ちゃんは目をそらすことで、興奮を落ち着かせているのでは?という研究報告があること。
この時期に目が合いづらいということだけで、発達の特性をうたがうわけではないこと。
そんなことを、下記のnoteに書いています。
ポイント④ 先天性股関節脱臼がないか
健診でも「お股のシワが、左右で違う気がして・・・脱臼ですか?大丈夫ですか?」と聞いてくださる親御さんも多いです。
みなさんよく、股関節脱臼のことなど、ご存知だなぁと感心しながら、診察させていただいています。
かなり詳しい・専門的ではありますが、診断の手引や健診のマニュアルなどの情報をまとめて、こちらに書かせていただいています。
また「女の子や、逆子だと、脱臼のリスクって聞いて不安になりました・・・」というお声もよく聞きます。
実際に、女の子や逆子、また家族歴があると、どれくらい股関節脱臼のリスクになるのか。
こちらもまた細かい情報ではありますが、少しでも科学的に知ることで安心できるお助けになれば・・・と思って、書かせていただきました。
そして何より大事な「予防」。
赤ちゃんはそもそも、脱臼しやすい足の構造で生まれてきます。
そこに、向き癖や抱っこなど、日常生活での負荷がかかると、股関節脱臼のリスクが上がるんでしたね。
股関節脱臼にならないように、向き癖や抱っこで気をつけるポイント。
また「おくるみ」をするときの注意点。
そんなことを下記に書いています。
Q.便秘ですが大丈夫?
ウンチのお悩みは、子育てにつきものですよね。
そんな、ウンチあるあるなご質問についても、過去noteに書かせていただいています。
Q.顔などに湿疹が出てきた
お肌は目に見える場所なので、ちょっとした肌あれも、どうしたのかな!?と気になるもの。
過去noteが、そんな疑問に、少しでもお力になれれば幸いです。
Q.おむつかぶれが気になる・・・
まだまだ頻繁に、ウンチやおしっこをする赤ちゃん。
そんなお悩みもよく伺います。下記noteがご参考になれば幸いです。
Q.臍の突出が気になる・・・(臍ヘルニア)
おへそも、結構あるあるなお悩みのタネなんです。
そんなお声に、過去noteがお答えします!
なおフライヤーに項目がありませんが、哺乳瓶の洗浄や、頭の形、おしゃぶりなどについて、以下の記事もこの時期に参考になるかと思います。
いかがでしょうか?
まだまだとっても小さな、生後3〜4か月のお子さん。毎日一緒にいると、いろいろなことが気になったり、不安になったりしますよね。
少しでも心が落ち着く材料になれば、幸いです。
(この記事は、2023年1月26日に改訂しました。)