【検査日の心得】遅延型フードアレルギー検査に行った話
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2025年、年が明けて早々に連絡をもらい、3日後に予約が決まった。こちらから予約日を打診しているのに、いざ3日後となるとソワソワする。
特に事前準備などは必要なく、自費診療なので保険証すらいらない。強いて言えば、過去の診断結果やお薬手帳などがあれば、程度のものだった。
当日、電車を乗り継ぎ慣れない都市部へ。
あまり院内について触れるのは品がよろしくないように思うので、特筆はしないけれど、私が想像していた(というか今までの行ったことのある)クリニックとはまた、別世界だった。印象で言うと、美容系クリニックの印象に近いかも。
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遅延性フードアレルギー検査を受けたい旨は予約時に伝えていたから、軽い問診と血液を採取してもらって終了かと思っていたけれど、問診を書いたあと、とても丁寧な先生のヒアリングがあった。
まずは、検査内容のていねいな解説。ネットの記事は読んだけれど、やっぱり専門の人に、私に向けて話してもらうというのは情報の質が一目瞭然。
これは病院によるのかなとも思うけれど、私がお願いしたところでは私が書いた問診内容や、話した普段の食生活などから、さらに噛み砕いて「この検査は私の悩みに役に立つのか?」を一緒に考えてくださった。
私はこの検査を受けると決めたときに「どうせやるならフルパネルにしよう」と決めていた。(フルパネル、セミパネルについては前の記事をご覧ください。)
けれど、30分か40分ほど先生と話して私にオススメされたのは、遅延性フードアレルギーの検査は「セミパネル」にして、浮いたお金(およそ10,000円)で「栄養解析」をしてはどうかというものだった。
私もよくわかっていなかったのだけれど、私の食生活では、フルパネルに含まれる食品はほとんど摂取する機会がなく、セミパネルの内容で十分だったのだ。
そう言い絆された訳ではなく、一緒に表を見ながら、"これは食べる""食べない"と、指差し確認したから間違いない。
そして私の食生活を聞いて「そもそも必要な摂取量が足りていないのでは」と、過剰に反応しているものの調整だけではなく不足しているものを補うことも大切だと、栄養解析を勧められた。
ここまできて数千円のお金のことはなんの決め手にもならないのだけど、結果、5,000円ほど安くなった。
特筆することでもないかと考えたけれど、相手も商売である以上、少しでも高いものを勧めたくなるものだろうに、と思うのだ。
これからお願いしたい検査の内容ももちろん調べていく必要は十二分にあるし、その上で決定することはすごく大切。
けれど、それ以上に自分がどんなことに困っていて、普段どんな生活をしているのかをきちんと話せるようにしていくことが、その検査をより実りあるものにするための1歩だなと思った。
(私の場合は、たまたま、先生がそう私を導いてくれたけれど、そうでないところもきっと、あると思うから。)
採血を終えて先生にお礼を伝えたとき「この検査でさよさんに少しでも生きやすくなってほしいので、検査結果もていねいにみて、これからを考えていきましょうね」と微笑みと一緒に言葉をあずかった。
帰ってパートナーにそんな話をしていると、この検査の意義が「私の身体の最適化」なんて言葉に変わって、妙にしっくり。
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どこが悪いわけでも、病気なわけでもないのに、なぜかたびたび曇り模様な私の身体。
心の弱さの免罪符を探して悪あがきをしているような罪悪感があったけれど、この1日で「今は最適な状態じゃないだけだよ」「あってるよ」って言われたような感じがして、それだけでも私の心が少し、すくわれたような感じがした。
とはいえ、もしこれで、検査の結果、全てが過不足なく十分な状態だったら、本当に私の心が弱いだけということになるから、それもそれで怖かったり。
結果は2週間後。また、結果を聞いたらここに残します。
ーfinー
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