#10 交響曲第3番 - ジェームズ・バーンズ
好きなものシリーズ第10弾。
以前noteにも書いた、バーンズの交響曲第3番です。吹奏楽曲です。
亡き娘への悲しいほど美しい旋律
この曲の一番有名な部分は、やはり第3楽章です。
「メスト -ナタリーのために- Mest (for Natalie)」と名付けられた第3楽章は、生後半年で亡くなった娘ナタリーに捧げる曲となっています。
全人類に聴いてみてほしい。
・・・大袈裟でも本当にそう思う。
できればプロの生演奏がいい。美しい旋律がホール中に充満すると、自分自身を含めたその空間すべてが心地いい音に包まれて、感動するとしかいいようがない。
ただたとえYoutubeの音源だとしても、癒されるし、悲しくなるし、それでも希望が見えてくるし、きっと大切な人をもっと愛したくなります。
こんなに美しい旋律に出会えて人生よかったなあ。とさえ思ってしまうから、音楽ってすごい。
はてしなく遠く見えた大きい背中
以前のnoteに書いた通り、はじめて生の音楽で泣いた曲です。
市音(大阪市音楽団)の生演奏、聞いていたのはなんと正面ではなく後ろからでした。(ステージの後ろ、パイプオルガンの横の席。)
なので、見えていたのは演奏者の背中。
ホール中に充満するエネルギーに包まれながら、彼らの背中を見ていた。
その頃は少なくとも私には(そしておそらく他のメンバーにも)なんだかその背中はすごく遠く見えた。なのに大きかった。
届きたい。届かない。そんな感じ。
圧倒された、という表現がぴったりだと思う。
これだから音楽はすごい(2回目)。
またいつか生演奏聞きたいな。
Photo by Pixabay from Pexels
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