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家族の波に巻き込まれない自分へ
家族に起きた出来事を、自分に起きた出来事と感じて凹んだり、慌てたりしていませんか?
それは、以前のわたし。
家族とともに二人三脚のように一緒に走っては転び、もちろん楽しかったこともたくさんあったけれど、疲れたなぁというのが本音です。
今年、息子にハプニングが次から次へと起こりました。
家の鍵を2回もなくしたり、買ったタブレットがSIMカード対応のものではなくて使えなかったり。
最近では寝ている間、自分の体で踏んでいた腕が動かなるということも…。
そして昨日、マイナンバーカードをなくしていたことが分かりました。
わたしは出来事が起こるたびにどうするべきかではなく、何を感じてどんなニーズがあるのか、自分につながり続けていました。
そして息子の問題と自分の問題を切り分けて、彼が自分で対処できるものは見守っていました。
鍵は大学近くの交番にどなたかが届けてくれて、手元に戻ってきました。
マイナンバーカードも、息子が記憶をたどってコピーを取ったコンビニに電話をしたらありました。
NVCに出会う前のわたしなら「まったく…」から始まって「次は気をつけなさい」と小言を言っていたかもしれません。
でもその言葉は、呑み込むでもなく、自然と出てきませんでした。
ドタバタする波が目の前で起きても、自分とつながりながら自分のスペースを守り続けていたことで、連続して起こるハプニングを笑える余裕がありました。
息子も「色々あるけれど、必ず最後は上手くいってるな」と、自分を責めることもなく、あるものを見て受け取っていました。
もちろん一緒になって喜んだり、涙したりする時間も尊いです。
だけどいつもは、疲れませんか?
自分のこととして感情をともにすること(同感、同情)。
相手に寄り添って主語を相手のままに喜んだり、涙すること(共感)は似ているようで違うのです。
「さよさん、色々な人の話を聞いて疲れませんか?」と色々な人に聞かれます。
もちろんセッションやワークはパワーを使うので、多少は疲れます。
だけど、相手の波にのまれていないので引きずるような疲れはありません。
自分と深くつながること。
感情のしくみを知ることで自分の軸が太くなり、周囲の感情や波には動じなくなっていきます。
揺れても元の場所に戻るしなやかさも生まれます。
太くてしなやかな軸を1日、2日で手に入れることは難しいので、1年を通して大事にしたいことを発見して軸にしていく時間を紡ぐコミュニティを運営しています。
来年度の対話型コミュニティインピサは、ありがたいことに満席となりました。
自分とつながる時間は毎月一回、ほっとカフェでも体験できますので、ぜひご参加くださいね。