NY出産譚〜22years ago〜 第7話
美術館が大好きだった私にとって
マンハッタン島は宝の山
しかも入場料って
みる人まかせなところが多かった
だから妊婦の私は あちこち歩きまわって
とにかく毎日 NYの美術館めぐりを楽しんだ
で 面白いなって感じたコトは
お腹のbabyが ARTをみてるっ!
私がかつて大好きだった
作家の作品すべてがダメ
で 今まで興味なかった作品の前で
妊婦は 立ち尽くす
あんなに好きだった aggressiveな表現を
小さな存在は NO!と受け付けなかった
目に映るものすべてが 万事そんな感じ
妊娠するって 憑依されるってコトなんだー笑
産まれてきたbabyが成長して 絵を描いて
好きな画風は 妊娠時に好きだったヤツ!
謎の渇望感で 毎日美術館に通う妊婦
司令塔は お腹の中の小さなアーチスト
22年経った現在
娘はアーチストとして
お腹からみていた芸術世界を
表現しようとしている