創作ラジオドラマ大賞 公開講座
今年も創作ラジオドラマの募集要項が発表されました。
第53回なんですね。歴史ありますね。過去に、このコンテストからは何人もの有名な脚本家・作家が生まれています。
いつも(社)放送作家協会の脚本家の方々が審査にあたってきました。私も過去に何度か、選考の末席に連なってお手伝いをしたことがあります。
テレビドラマや映画やアニメといった映像作品のシナリオは、目にする機会が比較的多い。シナリオを書こうという方々も、ご存知でしょう。
けれど、ラジオドラマのシナリオはあまり目にしません。書き方も、テクニックもちょっと特殊です。私自身も今から四十数年前の駆け出し当時、どう書けばいいのかわかりませんでした。
プロデューサーに教えてもらったり、先輩の原稿を見て「こうやって書くのか」「この記号の意味がわからないなあ」「ああ、こういう書き方もあるのか」…なんて思ったりしたものです。
そこで、書いてみようという方のために、毎年何度か公開講座を開いています。今回オンラインでの講座に、私も参加することになりました。
「青銅さんも協力して」
「わかりました」
と引き受けたものの、
「講演のタイトルを決めてください」
と言われて、ハタと困った。もちろんできるかぎりアドバイスをするつもりではいたけど、「講演」と言われると、なんだかたいそうな感じがしてくる。
「う~ん…何を話せばいいんだろう?」
迷ってつけたタイトルが、【落語とトークとラジオドラマ】。
他の方の講演タイトルに比べると、なんだかふざけてるみたいで恥ずかしい! もちろん、ふざけてるわけじゃありませんよ。すべて作家は自分のやり方を伝えるしかないわけで、私は私自身が感じているラジオドラマのコツというか書き方について話すわけです。
ところで、
「青銅さんは3年前にもこの公開講座に出ていました」
と教えられ、「ああ、そうだった!」と思い出した。
「ちなみに、その時私は、どういう講演タイトルで喋ってました?」
調べてもらったら、【ハズしてヒネッてウラギッて ~意表をつくアイデア着想法~】とのこと。
……ま、それに比べれば、今回は講座らしいタイトルではあるかな。
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第53回創作ラジオドラマ大賞・オンライン公開講座
〇日 時:2024年11月10日(日)
〇時 間:午後2時30分~午後5時00分
【プログラム】
第1部
講演「音で間(ま)を描く」
今井雅子 (脚本家)
講演「『父さんが会いにきた』について」
門前日和(第52回大賞受賞者)
講演「ラジオドラマの読み方~脚本とドラマの間」
佐藤譲(NHKオーディオドラマ制作者)
講演「落語とトークとラジオドラマ」
藤井青銅(作家・脚本家・放送作家)
第2部 座談会『時代が求める脚本とは?』
座談会『音で紡ぐ物語~ラジオドラマを書いてみよう』
出席:今井雅子、門前日和、佐藤譲、 藤井青銅
司会:小林 雄次(日本放送作家協会・常務理事)
※座談会では、質疑応答の時間を設けます
(質問は受講申込みの際および、受講しながらチャットで入ってきたものよりピックアップ!)
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放送作家協会のHPです。
公開講座と募集要項についての情報があります。
こちらは、公開講座の申し込み先。
ラジオドラマにご興味ある方は、ぜひご参加を!
私もいろいろ勉強できそうで、楽しみです。
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ちなみにこれは、私がこのnoteに過去にUPした「ラジオドラマ脚本の読み方」です。ご参考になれば。