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初めて児童英語講師にチャレンジした体験

3年ほど前に、とある街の英会話教室でアルバイトするつもりで面接を受けました。
 
外国人の先生のクラスアシストをするアシスタントティーチャーのようなポジション、
自分自身が生徒を教えるポジションの2つがあり
私は両方に応募していたのですが
週1日しか教えられない私を採用してくれたのは、就学前の児童英語のクラスがあるスクールの先生のポジションでした。
 
「歌ったり踊ったりするの嫌いじゃないですか?」
と採用担当の方が言ってくださり、私はなんだか楽しそうだなと思い、
それなら面接を受けてみませんか、と話が進みました。
大体高校卒業程度の英語能力があればOKといった感じで採用になりました。
 
結論から言えば、そこでは研修プログラムだけを受けて、諸事情で辞退してしまったのですが、
とてもよい体験学習ができたと思っています。
 
模擬授業も何回かさせて頂く中で、小さな子の好みそうな服装、授業で使う子供心を惹きつける小道具もベテランの先生に教えてもらえたりしました。
子供と触れ合う機会も少ない私にとっては、新鮮な体験でした。
 
英語でほめ言葉を何パターンも用意しておいて、受講するお子さんが少しでもアクションをとるたびに声がけする(fantastic!, excellent!, good job!, perfect!, great! Awesome! などなど)こともしました。
こちらが教材に合わせて歌ったり身体を動かしたりしても、期待どおりに興味をもって最初から歌ったり踊ったりしてくれる子はほぼいないのであって、
初めて親御さんに連れられてきたお子さんは何が起きているのだろう?という感じで、ぽかーんと見ているのが普通なんだということを学びました。
 
事実、私が最初に体験講座で担当したお子さんはずーっと教室を走り回っていて、全然体験用のアクティビティが実施できずに終わった・・・ということもありました。汗
 
でも、その後自分でレッスンを組み立てて教えた際に、
それで当然なんだという感覚はとても役に立ちましたし、
自分の用意した100均のカードで、初めて英語に触れるお子さんがゲームで楽しく遊んでくれて、私をまねて動物の名前をきれいに発音してくれたのには感動しました。
 
英語を教えるというよりもそれは「就学前の小さい子に英語という道具を使って好奇心をくすぐるアプローチをして、いかにその英語を嫌いにならないで興味を持って学んでいくきっかけとしてもらうか」みたいな感じです。
 
今の時代、小学校からずっと英語を学んでいくわけですから、
そこで今後を「AI, 翻訳機を使って海外に触れていくが自分の普段の行動範囲は日本」となる人生なのか、
「英語を自在に使えて世界を市場に稼ぐ層」になる人生か、
の分かれ道となるかもしれない、
そう考えるとなかなか大きなきっかけと言えるかもしれません。
 
なので体力勝負ではありますが、クラスにいる間、なんとか楽しい体験をしてもらえたらいいな、という気持ちでした。
ご両親に連れられてきているお子さんが多いので、ちょっとレッスンに参加してみようかな、とその子に思わせるまでが関門なのだなと思いました。
 
また、今後も何らかの形で子供に教える機会があればいいなと思っています。



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