50歳から花開く人、50歳で止まる人
アラフィフ世代これからの人生を考えている人が、ベースに読んでおきたい本だと思います。
主に、
人生の後半戦でやりたいことをやって生きることについて
仕事のこと、それに関連する人間関係のことを中心に書かれています。
筆者は心の向くままに遊ぶように1‐2年で住まいを変え、海外、都会、田舎暮らし、好きなところに住んでジョブホッピングしてきた方で、私はこういう働き方はとても見ていて清々しく、好きです。
私も似たような考え方で引っ越し回数、転職回数は多い方ですが、職を選ぶ基準は純粋に興味ややりたいことだけではなかったので(もちろんそれは後悔していないのですが)、
やはり今からの人生はこのセンで生きる期間を創っていきたいです。
この本の本筋はやりたいことをやって生きること、どのように考えて実現していくか、なのでそこがメインの厚い部分なのですが、
私は個人的に今の生活で参考にしよう!と思ったことのひとつは、
年を重ねれば重ねるほど身だしなみが大事
です。
とくに組織から離れ、「個」としての活動を始めるときは、見た目からはいるのだから、見ためをちゃんと重視している人とそうでない人の差は、年を重ねるごとに開いてくる
これからの人生で複業を志したい私にとっては、耳の痛いお言葉でした^^
また私が意外と参考になったのは、
組織や人付き合いの中で50代という立ち位置にあっての自分のありかた
の部分です。
意見の伝え方、自分の意見の持ち方。
自分から勝手に若者に任せるポーズで自分を戦力外の位置づけせずに、真剣に考えて当事者としてかかわること。
あえて空気を読みすぎず、シンプルに穏やかに否定せずに伝える。
年下の同僚や仲間と互いに心を開くコツ。
自分の弱みや失敗をあっさり認める。
弱みを見せることで、自分がダメな人と思われたり、付け込まれると思って見苦しい言い訳をする面倒くさい人にならない。
自分を認めてほしいと思って気づかないうちに若者をマウントするのではなく、自分から相手を認めること。
彼らよりも少し長く生きているだけの「ただの人」でいい。
50歳からはあまり損得勘定せず、損なことを選ぶ。損なことを選べる人には、大人の余裕や人間的な魅力を感じる。
私のように管理職ではない場合、段々と周りの同僚や上司の年代が若返っていきますので、人としてどのように対等に渡り合っていくかが考えさせられる内容でした。
自分では自然にふるまっているつもりでも、知らず知らずのうちに「もう年だから」「私の世代は~」「私はオバちゃんだし」と口に出さずとも脳内再生していて、気づかないところで線引きしている!ところがある!
そんな自分に気づかせられました。
Kindle unlimitedで読めますので、気になる方はぜひどうぞ~