教員の夏休み…って普通に仕事してるんだよ?知らなかった?
勤務校も夏休みに入った。生徒の登校がなくなって授業をしなくていいだけで、仕事量がだいぶ減ってくれる。
正直、オンライン授業と対面授業との併用は、毎回毎回、本当に準備が辛い。
1.Google のG-suiteで登録されている、勤務校のアカウントで作成したGoogle Classroomの名義(アカウント?」)で、Google Calendar上で授業スケジュールを予約する
2.生徒のメールリスト(アドレスをカンマで区切ったリスト)を招待する
3.Meetを予約する
4.毎週、時間帯が固定された授業なのであれば、数週間先の授業も予約可能。
ただ、これは授業前のただの準備。授業前の5分前くらいに教室に入り、以下の作業が必要。
5.持ち込んだPCとキャプチャーボードを接続する(HDMI端子)
6.教室に固定されたビデオカメラをオンにする
7.Google Calendarを起動して、予約している授業のMeetに入る
8.場合によっては生徒を承認する(※これは本来、上の1〜4の作業のときに承認がすでに終わっていることになるので、不要のはずなんですが…不具合なのか、何十人分の承認が必要になることもあります)
これでやっと、対面授業(分散登校が勤務校は続いているので、クラスの半分の生徒)と、画面の向こう側の在宅生徒を結んだ授業が始められます。
……正直、毎回、毎回、これを繰り返すのはストレス以外の何物でもありません。いいかげんにしろ、と言いたい。誰にかって……誰にも言えないから困るんだけど。
よくオンライン授業は遅れてる、とメディアで煽られている気がする。
んなことないよ。やってない人が、知らない人が一端の意見を言うものじゃないよ。現場を知ってる人間が言うならいいけど。私達教員は、ほんとに雑務が増えた状況下で、授業を成立させようと必死になってる。
うつ病の私の調子が良くなるわけがない。
夏休みは、だから自分の仕事が進む。
今は、文科省に委託された事業用の報告書のための作業をすすめながら、7月末に行った採点作業、提出物のチェックを行ってる。これが終わったら、事業変更で今年度新規に立ち上げる事業の予定を作るために、業者と日程案を作成する。あとは出席簿の整理・記帳(授業日数、欠席、遅刻、早退、出席停止等の計算)。これは公簿なので当然修正液使用不可。9月からの授業の予習、準備……は、まだ後回し。することがありすぎる。
勘違いされるんだけど、夏季休業中の勤務は、普通の公務員と同じだよ?どうして生徒と一緒に教員も夏休みになるって思われてるんだろう?暇だと思われてる?ひょっとして。
とりあえず、夏休みを含めて、教員は普通に勤務しなくちゃいけません。仕事が溜まりまくっています。この状況下なので、余計に仕事が増えています。
いいねー、教員って休みが長くて、なんて言われるとブチ切れそうです。ちょっと予想すればわかりそうなのに、どうしてこんな無神経なことが言えるでしょうね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?