#355 よもやの敗戦
見切り発車で復帰した試合で負傷箇所悪化。
黙っていても患部の痛みで落ち着かない状況だった。
試合後は試合を観に来てくれた友人Aの家へお邪魔。何でも友人Aの母が
僕を連れて来るように言ってくれた様。
ご厚意に甘えて友人A宅へ。友人A宅は坂道を上ったところにあった。坂道を上るだけでも脂汗が出る位に痛かった。
友人Aの母は僕をもてなしてくれ、夕食をご馳走になった。
いろいろたくさん話をして友人A宅を後に。友人Aと友人Aの母とのやり取りでもやもやしていた気分も少しリフレッシュできた。
帰宅後、足を冷やし改めてしっかり負傷箇所をしっかり治す決意を固める。
残り試合に全力を尽くしたいところだ。
次の試合は欠場し、その次の成蹊大学桃太郎戦に備えることにした。
翌週、明大オーバル戦が行われ、自チーム勝利。
残り2試合に勝利すればリーグ優勝もまだ望みがある。
僕は痛みを堪えながら、地道にリハビリとトレーニングに勤しんだ。
真面目に取り組んだ成果も実り、足の具合がかなり良くなりつつあった。
7割位までは回復。少しづつトレーニングの強度を上げていった。
そして自チーム第5戦目で、僕自身は2戦目となる成蹊大学桃太郎戦の日を迎える。
このチームは春の大学ラグビーデビュー戦の相手でもある。
なんとなくどんなチームか分かっていたのと、春には勝っていたので大丈夫だろうという気持ちがあった。
この日の相手チームは春の時とは違うチームかと思う位に気合が入っていた。
終始、気迫で押し込まれ、流れが相手チームに。
なんとか流れを掴もうと必死に攻撃を仕掛けるもそのことが裏目となり、カウンターで攻めたてられた。
結局、最後までペースをつかむことが出来ずそのまま敗戦。
自チームとしては思わぬ黒星で暗雲が立ち込めた。
この時点で自力優勝は消えた。優勝は他力本願となり、自チームはとにかく最終戦勝利が必須。最終戦の相手が今回の優勝候補筆頭。現時点で2試合を残しこれまで全勝キープ。
続く….
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?