#285 試験1カ月前へ突入
12月クリスマス前に後期授業が終わり、予備校は冬休みに突入。冬季講習が始まった。夏休みと同様に冬休みも夕刊配達をしなければならなかった。
よって午前中の冬期講習を受け終えてから、急いで埼玉に戻り、夕刊配達に奔走した。通常だと午後から夕方にかけて行えた予備校の自習室での勉強期間が丸々無くなってしまうので、他にいかに勉強時間を確保するか追われる毎日となった。
冬季講習から現役生は急激に伸びると言われていたので、浪人生にとっては後がないと言う様なプレッシャーを感じる者も多かった。
僕は時間に追われる日々を過ごしていた為、その様なプレッシャーを感じている時間は無かった。
少年は相変わらず、朝刊配達後、昼寝。夕刊配達前に起きて夕刊配達してから僕と夕飯を食べに行くという感じだった。
冬休みが終わると、夕刊配達も終了。2月の受験までは予備校のクラス全体での講義はなく、自分で希望する講義を選択し、受講した。
僕は小論文の講義を埼玉県の川越校まで受けに行くことにした。本校では小論文の講義は無く、川越校まで受講に行くしか選択肢が無かった。
川越校はかなり遠かったが、とても有益な講義だった。短期集中で小論文の対策を徹底的に行ってくれた。この様な講義はこれまで無かったので、本試験前に実に心強かった。最初は小論文の講義をわざわざ川越まで受講しに行く必要はないと思っていた。この講義の受講申込締め切りぎりぎりまで申し込みを行っていなかった。よくよく考え直し、滑り込みで受講申込を済ませた。
この頃は第一志望学部の人間科学部英語試験対策として、前置詞ノートを作成し、寝る前に30分位目を通すことを習慣付けた。これによって見た瞬間位にどの前置詞が問題の答えか分かる位にやりこんだ。
本試験まで約1カ月、予備校の講義がない中、緊張感を持続させつつ、自習を行った。この期間が中々難しとと感じた。とてもペースを作りづらいのは否めなかった。
続く…