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【お散歩景色】カニマン御嶽
島添大里城内にある「カニマン御嶽」
由来については明らかではありませんが、昔の偉人をまつった墓といわれています。円筒状に石灰岩が積み上げられ、上部にはフタのような円錐状の屋根石が据えられ、頂部には宝珠が置かれています。かつては一般人はカニマン御嶽には参拝できなかったため、丘に登る途中にある広場から、御願していた。
この地区の御嶽は他とは違って特徴的で、私は好き。やはり松尾御嶽と同じくてっぺんに宝珠がある。
カニマンは「金満」と書き、鍛冶屋を意味するそう。
そういえば、沖縄でカニマンと書かれた包丁を購入したわ!
琉球王朝時代より前の時代、鍛冶屋は武器や農具を作り国王や民に信頼されていた。どこの地域でも昔の鍛冶屋の地位は高かく、ここ大里の鍛冶屋も、こんなに立派な御嶽となったに違いない。
どや!って感じの存在感。
てっぺんの宝珠は天に繋がる装置で、天に願いを届け、反対に天の声をキャッチするアンテナ。
昔の人たちは今より自然や神とともに生きてた。まぁ沖縄で神というのはご先祖ってことだけどね。
御嶽の前は半円に石で囲まれている。
カニマン御嶽の横手から後ろにかけてはこんな感じ。ふつう、ここにきた人も目の前の御嶽だけでみて帰るんだと思う。
写真じゃ分かりにくいけど、香炉や石で囲まれている祈りの場があった。
お墓になる前から、ここは祈りを捧げる場だったのか、お墓を拝むためにつくられたのかはわからない。
そして、カニマン御嶽の正面あたりにも祈りの場
カニマン御嶽以前から、高台のここは祈りの場だったように思う。
カニマン御嶽には、一般人は入らなかったそうで少し下った場所に遥拝所があった。
これが、カニマン御嶽を拝むところ
そして、そのそばに国王の墓を拝む遥拝所もある
鍛冶屋と国王が同じように祈る対象になっている。
カニマン御嶽には、ここから上がった方がわかりやすい。チタンガー横の集落を抜けたところにこんな看板が設置されてる。
ここから遥拝所に入り、そこから登るとカニマン御嶽。
私は、大里城からこんな道を通って入ってきたけど、道に迷いそうなので帰りは集落からチタンガーに向けて帰りました。
【カニマン御嶽】
沖縄県南城市大里大里570
次はご飯を食べに奥武島へ
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