ゆいとケーキ(200字ノベル) 猪野いのり 2016年1月13日 22:20 沢山のケーキが並べらたショーウィンドウを前に、ゆいはお鼻を潰すほどどれにしようか思案中。その中で飛びっきりのケーキを見つけた。「パパあれがいい!」「どれどれ?」父親はゆいの指さすケーキを見てしばし言葉を失った。「…ゆいにはちょっと早い」「何でー!あれがいいー!」駄々こねゆいが指差す先にはメレンゲドールの花嫁さん。父親は苦笑いした。 いつかこのケーキを買う日も来るのか、と思いながら。 #小説 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #超短編