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ゆるい資本主義

こちらの記事で、「お金よりも心の充実感が大事という世の中に少しずつなってきている」ということをちらっと書いたのですが、

このことを掘り下げてみたいと思います。

僕は資本主義というシステム自体はいいシステムだと思っていまして、
資本主義というシステムがあるからこそ、ここまで世界が発展し、便利で暮らしやすい世の中になってきたと思っています。
(暮らしやすいの定義は人によって違うと思いますが)

でも、資本主義の中で、お金を追い求める価値観が強くなりすぎていった面があり、それによっていろんな弊害が出てきています。

それにより苦しめられている人がいることもあり、僕自身も苦しんでいる部分があると思います。

でも、その弊害となっていることがよくないという認識も少しずつ世の中に広がり始めていて、いずれ何らかの形で解決していくのではないかと考えています。
(楽観的すぎますかね)

最初に書いたように、だんだん「お金より心が大事」ということに気づき始めた人が増えてきているように感じています。

僕は、お金を稼ごうと思うことや、収入を上げたいと思うことは、とても素敵なことだと思いますし、
使えるお金の額が上がって、「こんなことができるようになった」という豊かさというのもあると思っています。

でも、お金はあくまで何かを叶えるための手段であって、お金が一番、お金だけが目的になっていたりすると、苦しくなるのかなという気がしています。

自分にはこれだけのお金が必要だからこれくらい稼ごう、とか、
逆に、支出を整理して、本当に必要な金額はこれくらいだと気づく、とか、

たぶん、自分に必要なだけのお金があって、生活上も余裕があって楽しめている、みたいなのが、一つの幸せな状況なのかなっていう気がしています。

そんな感じでバランスを取りながら、必要なお金があるうえで、例えば人とのつながりとか、愛情とか、ゆったりとした時間とか、人それぞれの自分の大切にしたいものも大切にできる、
そんな世の中がいいなって、個人的には思っています。

資本主義だけど、お金が第一じゃない、「ゆるい資本主義」というのがいいなあって、僕は思っています。


多様な選択肢がある時代へ

僕は、「便利さは神」という価値観を持っているのですが、
便利さはいらなくて自然の中で過ごしたい、という人もいると思います。
他にも人それぞれいろんな価値観があると思います。

だからこそ、資本主義というシステムの中で、自分にあった選択肢を選べて、みんなが本当に大切にしたいものを大切にしていけることが大事だと思っています。

ちきりんさんが以前ブログに書かれていたテーマに関することなのですが、
僕は、日本の中で、

・東京のような大都会
・都会過ぎず田舎でもない地方都市
・自然や個性を大切にした田舎

みたいな感じで分かれていて、住みたい場所を自分で選べるのがいいなあって思っています。

(ちきりんさんのブログはこちら)


それらの中で、例えば地方都市の中でも、都会っぽさがある都市やゆったりとしている都市とか、
田舎でも、海辺の町、山の自然、祭りの町、文化の町、とか、

特色が被っていない場所が日本の中でそれぞれたくさんあって、自分がこういう場所で暮らしたいと思ったときに、
それに合った場所を選べる状況、

「都会に住みたい→東京」みたいに、
「こういう場所に住みたい→じゃあこの街だね」みたいな感じで、

自分の住みたい場所が日本の中で選べて、かつ、それぞれの街の特色が日本の中で被っていない、みたいな感じになれば、
自分たちの街に住みたいような人々がみんな自分たちの街に集まるので、経済が上手く回っていくようになるんじゃないかなって思ったりしています。
(ちょっと極端な話で理想論かもしれませんが)
(今後日本の人口が半減すると言われている中での、じゅんじゅんなりの将来の日本の姿を考えてみました)

(こちらの記事にも書いていますが、それぞれの場所でそれぞれの文化、作っているもの、守っているもの、とかがありますし、「特色が被っていない」を徹底するとどこかの場所のそれらが失われてしまう可能性もあり、難しい問題だなあと思います。人口減少の中で起こり得ることだと思いますが、何が正解か難しいですね)


ベーシックインカムについて思うこと

ゆるい資本主義の話に戻りますと、
僕はベーシックインカムがあることで、ゆるい資本主義の助けになるんじゃないかっていう気がしています。

最近、「月7万円のベーシックインカム」というニュースを目にしましたが、
僕は、月15万円のベーシックインカムがあればいいなって思っていまして、

仕事を失ってベーシックインカムだけの状況になってもなんとか生活していけて、
さらに豊かな生活をしたいと思ったら、プラスして仕事をする、みたいな感じになればいいなって思いますし、

仕事も、「生活のための仕事」だけじゃなく、「本当に自分のやりたい仕事」が自分に合った働き方でできる、という世の中になればいいなって思います。

ベーシックインカムという後ろ盾があることで、そんな仕事の選び方ができると思います。

もちろん、夢を追うことに集中する、みたいなのもやりやすくなると思います。

なんらかの事情で仕事ができなくなっても、ベーシックインカムによって生活していくことができる、とかも。

でも、今の世の中の状態では、月15万円のベーシックインカムを実現することは不可能だと思います。
だからこそ、AIがもっと発達して、世の中がAIをフル活用して、徹底的に効率性と生産性を高めた先に、それが実現出来たらいいなって、ぼんやり考えています。

僕が生きているうちに、それが実現した世界を見てみたいなって思っています。

ちなみに、月7万円という数字は、状況によっては生活保護の基準額よりも低くなる人も出てきますし、
「月7万円のベーシックインカムのみ」というのは、僕は反対です。
(複数人でルームシェアする、とかならいいかもしれませんね)

それと、よくベーシックインカムに関して、「働きたくない人が仕事をしなくなり、世の中が回らなくなる」という議論も目にします。
一方で、少し前に「AIが人間の仕事を奪う」という話もありました。

僕は、AIやロボット技術などのテクノロジーが高度に発達していって、
働きたい人だけ働いて、ちょうどいい感じになる、みたいな感じになったらいいなって夢見ています。
むしろ、働きたくない人は働かなくていい世の中が実現してほしいです。

「自分は仕事よりも他のことをやりたい」とか、「自分は仕事をバリバリやりたい」とか、「午前中は仕事をして、午後は別のことをしたい」とか、
それぞれが自分のやりたい方向を選べたらいいなって思っています。

そんな多様な選択肢がある世の中が、いつか実現したらいいなって思っています。
(令和のうちに実現してほしい!!)

あとは、給付系の社会保障はシンプル&自動化して、サポート系の社会保障にもっと力を入れられるようになればいいなって思ったりもします。


そんな感じで、ゆるい資本主義がいいなっていうお話を書いてきました。
(少し長くなりました)

あくまで僕の考え方であるので、人それぞれいろんな考え方があると思います。

よかったら、そんな考え方をコメントに書いていただけたら嬉しいです!
他にも感想とかも書いていただけたら嬉しいです。

読んでくださり、ありがとうございます!!