Tiny Gladeがかわいくて楽しい
9月24日にSteamで発売したTinyGladeが、すごくかわいくて触っていて楽しい。
お城のミニチュアを作ろう、というゲームだ。
素材集めや戦闘はなく、ポンと用意された自然豊かな空間に、マウス操作で、四角い建物や円筒の塔、塀や水場を作っていく。
最低限のチュートリアルはあれども、何をするかはプレイヤー任せ。アイコンの絵から「たぶんこういう効果だろう」「ここ押したらこうなるだろう」を手探りしながらお城を建てていくゲームだ。
石壁を建て、そこをくぐるように道を通せば勝手に門ができるし、道を建物に繋げれば扉ができる。
一階に窓を付ければ、側にハシゴが添えられることもある。二階の窓には洗濯物が下がったり、お花が付いたりもする。
高台や水場を作り、花畑を作り、茂みを作り、木を生やす。
イラストのような、でもしっかりリアルで、まさしく「ミニチュア」の構造物を、マウスでグリグリと思うがままに作っていく。
素材集め等々の手間がない分、自由にミニチュアを楽しむことができる。
春夏秋冬イメージの4つのマップと、加えてちょっとだけホラーな昔話のような雰囲気のマップ、計5つのマップが用意されている。
加えて、日替わりで上記5つのマップの中から、「発想のきっかけにしてください」と何かしらのテーマに沿ったマップが配布される。
日替わりマップは、断崖絶壁の間を流れる川、朽ちた廃墟など、「こんなのもできるんだ」のアイディアの宝庫だ。
プレイ中はのんびりとした音楽が流れ、柵を伸ばす音や窓を付ける効果音もポコポコとかわいくて気持ちがいい。
悩みながら、そして感覚で、庭を作ったり建物を置いたりしている間にもゲーム内の時間が進んで夕暮れになったりする。逆に時間を止めて昼の時間のままじっくり景色を作っていくこともできる。
プレイヤーの発想次第で、数軒の家が立ち並ぶ村の風景や、逆に山地の自然の風景、朽ちた砦など、さまざまなものをのんびり作ることができる。
グラフィック、音楽、効果音、何から何までかわいらしくて癒される上に操作が簡単なので、時間を忘れて「あっちに煙突を」「こっちに窓を」「追加で小屋を建ててみよう」とプレイし続けてしまう。
良い買い物をした。民家をいくつか建ててみたら、いよいよ大きなお城にチャレンジしてみよう。