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難民事例 その2(アフリカ 女性:30代前半)

この方(以下Bさん)は、一度、難民申請が不許可になった後に弁護士さんをたてて、再度申請した後の許可でした。難民の許可認定率が非常に低いなかで、こういったケースでないと、なかなか認められにくいという現実があります。

この難民女性は、反政府のデモのビラ配りをしたことで身柄を拘束され監禁されました。その時にされたレイプのトラウマから最初に自分で難民申請をした時は何もきちんと説明できませんでした。不許可になって弁護士がついた事でやっと話せるようになったのです。

 2018年2月に、本国であるコンゴ民主共和国で反政府デモに参加した際に国家諜報機関(ANR)により身柄を拘束され、約5か月間にわたって監禁されました。その間には不自由かつ不衛生な環境でレイプなどの拷問をうけました。本当に恐ろしく屈辱的な日々で当時のことは心に強いトラウマとして刻まれており、今でも当時の恐怖がふっと脳裏によみがえることがあります。監禁されている間は何度も死を覚悟しましたが、ある日、監禁されていた扉の鍵が開かれて再び外の世界に出ることができました。
 あの時何が起きたのかは、今もわからないそうです。幸運にもあの場所から脱出することができ家族をはじめ多くの方の協力を得て、この日本に逃れてくることができだと語りました。

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