![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25948374/rectangle_large_type_2_c24b7f00f588a171c6ec0a0953b61f56.jpg?width=1200)
【1989年100日旅】47日目。モスクワ→タリン
1989年5月22日、旅は47日目。トーポリの綿毛が舞い始め、マロニエの白い花が咲くモスクワから出発。ノリコさんなど、知り合いの日本人がお見送りに来てくれた。現エストニアの首都タリンへ。エストニアは当時はソ連だったので、アエロフロートの国内線にて。タリンの空港は日本の銀行と同じ匂いがした。
タリンは赤い屋根の小さな建物がこちゃこちゃと立ち並び、細い道の走るかわいらしい街だった。モスクワの大きな建物が目立つ街並みとは違い、ヨーロッパ的。別の国に来たようだった(そして91年に別の国になる)。海が近く、シーフードがおいしくて盛り付けもきれいだった。
タリンでは当時も今も評判の良い、ホテルヴィル宿泊。現代的な建物と設備で、きれいな部屋は広く、父も一緒に泊まることになるのがうれしかった。ホテルの部屋からはタリンの街並みが一望でき、フィンランド湾が見えた。学校に行かずに各地を転々とする放浪生活の始まり。
そんな感じの47日目。旅は残り53日。
いいなと思ったら応援しよう!
![FelixSayaka](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/3573904/profile_0ec11b3b0570560a891e935d68ffcb7a.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)